京都府宮津市の「蛇綱の里」として知られる今福集落の奥に落ちる滝が今福の滝。丹波と丹後を隔てる大江山連峰の北端、杉山(697m)の山腹に7段となって連続して落ちる滝で、京都府景観資産(自然景観)にも登録されています。落差は全体で78m、ハイライトの二の滝、三の滝は合わせて40mの落差を誇ります。
全体の落差は京都府随一の78mを誇る
北近畿タンゴ鉄道喜多駅(駐車場あり)から今福川沿いの市道に入り、滝入口の駐車場(3台くらいしか駐車できません)に車を置いて300mほど歩けば七の滝(落差4m)、六の滝(落差1.2m)、五の滝(落差2.3m)。
ここから上流200mの間に、四の滝(4.4m)、三の滝(19.2m)、二の滝(19.9m)、一の滝(5.7m)と連続し、合計した落差が78.2mということに。
大江山はパワーストーンともいわれる蛇紋岩(じゃもんがん)の山帯。
京都府では唯一となる超塩基性岩帯で、上宮津スギと呼ばれる美しい杉の森もあり、氷河期を生き抜いた古代スギの可能性も指摘されています。
今福の滝の源流部が杉山と呼ばれるのは、その上宮津スギの自生地(杉山の天然杉)だから。
滝入口への市道は未舗装部分もあり、幅員も狭いので、喜多駅前に車を置いて徒歩(1km、15分)がおすすめです。
近くには「日本の滝百選」に選定の金引の滝もあるので、あわせて見学がおすすめ。
今福の滝 | |
名称 | 今福の滝/いまふくのたき |
所在地 | 京都府宮津市喜多 |
電車・バスで | 京都丹後鉄道喜多駅から徒歩20分 |
ドライブで | 京都縦貫道全線宮津天橋立ICから約3km |
駐車場 | 2台/無料 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag