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灯台日本一|日本一に輝く全国17灯台

灯台日本一

海上保安庁によれば全国の灯台は3118基(令和4年3月31日現在)。「日本の灯台の父」・ブラントン設計の歴史的な灯台から、近年、注目されるデザイン灯台まで様々な灯台がありますが、種別にナンバーワンに輝く灯台17基を紹介しましょう。

日本一ノッポな歴史的灯台|出雲日御碕灯台(島根県出雲市)

所在地:島根県出雲市大社町日御碕
初点灯:明治36年4月1日
内容:塔高43.65m、水面から灯火部分は63.30m、光達距離21海里(39km)
立地:大山隠岐国立公園に指定される日没の名所・日御碕に建つ参観灯台で、内部見学も可能
灯台入口には「灯台資料展示室」(入場無料)も併設
備考:「近代化産業遺産群 続33」(灯台)、Aランクの保存灯台、日本の灯台50選、歴史的灯台世界100選(国際航路標識協会選定)
国の登録有形文化財

出雲日御碕灯台

島根半島最西端の日御碕(ひのみさき)先端に建つのが出雲日御碕灯台。明治36年、日清戦争直後の海運振興のために全国に建てられた大型灯台のひとつで、国の重要文化財。灯塔の高さ43.65mは日本一というノッポな灯台です。Aランクの保存灯台、「日本

実は塔高日本一の灯台|江の島シーキャンドル(江の島灯台)

所在地:神奈川県藤沢市江の島2-3
初点灯:平成15年4月29日(旧灯台は昭和26年3月25日)
内容:塔高60m、水面から灯火部分107m、光達距離は23.0海里(42.6km)
立地:江の島中央部の高台に建つ民間運営の展望灯台
備考:平成14年、江ノ電(江ノ島電鉄)開業100周年事業として建設され、平成15年4月29日に開業した展望灯台
江の島サムエル・コッキング苑内にあり、景観・自然への配慮、公共的な利用価値の追求、地域の観光振興をコンセプトに設計で、「関東三大イルミネーション」のひとつ

江の島シーキャンドル

平成14年、江ノ電(江ノ島電鉄)開業100周年事業として建設され、平成15年4月29日に開業した江の島(神奈川県藤沢市)の展望灯台が江の島シーキャンドル。昭和26年に日本初の民間灯台として設置された江の島灯台が前身で、現在も単なる展望塔で

日本最初の洋式灯台|観音埼灯台(神奈川県横須賀市)

所在地:神奈川県横須賀市鴨居4-1187
初点灯:明治2年1月1日
内容:塔高19m、面から灯火部分は56m、光達距離19海里(35km)
立地:観音崎公園の高台に建つ
備考:慶応2年(1866年)、アメリカ、イギリス、フランス、オランダと結んだ改税条約(江戸条約)によって建設を約束した8ヶ所の条約灯台のひとつで、初代の灯台はヴェルニー設計の日本初の洋式灯台
現在の灯台は大正14年築の3代目(東京湾唯一の参観灯台)
観音埼灯台の起工日が、1868(明治元)年の新暦で11月1日であることから、11月1日は灯台記念日に
日本の灯台50選

観音埼灯台

1866(慶応2)年、アメリカ、イギリス、フランス、オランダと結んだ改税条約(江戸条約)によって建設を約束した8ヶ所の条約灯台のひとつで、もっとも早く完成、点灯した洋式灯台が県立観音崎公園の高台に建つ観音埼灯台。現在の灯台は大正14年築の3

灯頂の高さが日本最高所の灯台|茂津多岬灯台(北海道島牧村)

所在地:北海道島牧郡島牧村持田
初点灯:昭和12年4月11日
内容:塔高18.0m、水面から灯火部分は282m、光達距離23.5海里(43.5km)
立地:茂津多岬周辺は狩場茂津多道立自然公園に指定され、展望台からは海岸線を一望に
備考:平均水面から灯頂部まで288mは日本一

茂津多岬灯台

北海道島牧郡島牧村とせたな町の境(灯台が建つのは島牧村側)、茂津多岬の高台に建つのが、茂津多岬灯台(もったみさきとうだい)。海霧を意識して白と黒のツートンカラーに着色され、ロケットを思わせる異色の外観。平均水面から灯頂部まで288mは日本一

灯台の標高、灯火部分の高さが日本最高所の灯台|余部埼灯台(兵庫県香美町)

所在地:兵庫県美方郡香美町香住区余部(御崎地区)
初点灯:昭和26年3月25日に初点灯昭和60年11月11日に2代目点灯
内容:塔高13.91m、水面から灯火部分は284.1m、光達距離23海里(43km)
立地:灯台の設置場所(標高274m)も日本一
備考:平均海面から塔光部分までの高さ284.1mは日本一

余部埼灯台

兵庫県美方郡香美町(かみちょう)香住区余部、日本海に突き出す伊笹岬へと伸びる台地の中央部に建つのが、余部埼灯台(あまるべさきとうだい)。灯台の建つ標高が274m、灯火部分の海面上の高さが284.15mで日本一を誇っています(ただし灯頂部の海

光達距離・光度日本一の灯台|室戸岬灯台(高知県室戸市)

所在地:高知県室戸市室戸岬町6939-2
初点灯:明治32年4月1日
内容:塔高15.4m、水面から灯火部分は154.7m、光達距離26.5海里(49km)
立地:室戸岬先端の標高151mの高台に建つ
備考:Aランクの保存灯台、日本の灯台50選
光達距離26.5海里(49km)、光度160万カンデラは日本一

室戸岬灯台

室戸岬の先端に建つ室戸岬灯台(むろとざきとうだい)は、明治32年築の白亜の灯台で現存する鉄造の灯台としては姫埼灯台(佐渡島・明治29年点灯)に次ぐ古いもので海上保安庁のAランク(23基)の保存灯台、「日本の灯台50選」にも選定されています。

日本最古の石造灯台|樫野埼灯台(和歌山県串本町)

所在地:和歌山県東牟婁郡串本町樫野
初点灯:明治3年6月10日
内容:塔高14.6m、水面から灯火部分は47m、光達距離18.5海里(34km)
立地:紀伊大島の東端、樫野崎(かしのざき)に建つ
備考:江戸条約で設置が約束された8ヶ所(観音埼、野島埼、樫野埼、神子元島、剱埼、伊王島、佐多岬、潮岬)の灯台のうちのひとつで、「日本の灯台の父」といわれる英国人技師リャード・ヘンリー・ブラントン(Richard Henry Brunton)の設計、日本最初の回転式閃光灯台
建設当初の高さ4.5mから10.2mとかさ上げ的な改築はされていますが、1階部分や最上部の灯ろうの基本的な構造は往時のまま

樫野埼灯台

紀伊大島の東端、樫野崎(かしのざき)に建つブラントン設計の日本最初の石造灯台が樫野埼灯台。1866(慶応2)年、イギリス、フランス、オランダ、アメリカと結んだ江戸条約で設置が約束された8ヶ所(観音埼、野島埼、樫野埼、神子元島、剱埼、伊王島、

日本最古のレンガ造り灯台現存最古の洋式灯台|菅島灯台(三重県鳥羽市)

所在地:三重県鳥羽市菅島町122
初点灯:明治6年7月1日
内容:塔高9.7m、水面から灯火部分は54.5m、光達距離14.5海里(27km)
立地:鳥羽の沖合いに浮かぶ菅島(すがしま)の東端に建つ
備考:「日本の灯台の父」といわれる英国人技師リャード・ヘンリー・ブラントン(Richard Henry Brunton)が設計、現存する改築がほとんどない日本最古の洋式灯台
ブラントンの指導の下、渡鹿野島(わだかのじま/現・三重県志摩市)の瓦師・竹内仙太郎が製造した国産のレンガを使使って建築
経済産業省のの近代化産業遺産、国の重要文化財、日本の灯台50選、Aランクの保存灯台

菅島灯台

三重県鳥羽市、鳥羽の沖合いに浮かぶ菅島(すがしま)の東端に建つのが菅島灯台。明治6年7月に初点灯という歴史ある灯台で、「日本の灯台の父」といわれる英国人技師リャード・ヘンリー・ブラントン(Richard Henry Brunton)が設計。

日本最古のコンクリート造り灯台|鞍埼灯台(宮崎県南郷町)

所在地:宮崎県南那珂郡南郷町
初点灯:明治17年8月15日
内容:塔高14.1m、水面から灯火部分は93m、光達距離24.5海里(45km)
立地:目井津港沖3kmに位置する大島(日向大島)に建つ
備考:無筋コンクリート造りの灯台で灯塔部は12角形という珍しいスタイル
Aランクの保存灯台、経済産業省の近代化産業遺産

鞍埼灯台

宮崎県日南市南郷町、目井津港沖3kmに位置する大島(日向大島)に建つ歴史ある灯台が鞍埼灯台(くらさきとうだい)。明治17年8月15日初点灯の日本最古のコンクリート造りです。大島には大島小学校の校舎を改装した日向市営の「アドベンチャーキャビン

日本最古の鉄造り灯台|姫埼灯台(新潟県佐渡市)

所在地:新潟県佐渡市両津大川
初点灯:明治28年12月10日
内容:塔高14.2m、水面から灯火部分は41.5m、光達距離18海里(33.3km)
立地:姫崎に建ち佐渡の入口を守る
備考:敷地内に昔の灯台職員用庁舎・宿舎模した「姫崎灯台館」が建ち、灯台レンズや回転灯器、佐渡の灯台写真などの貴重な資料を展示
日本の灯台50選、世界灯台100選、Aランクの保存灯台、経済産業省の近代化産業遺産

姫埼灯台

佐渡市の両津湾入口、姫崎に建つ灯台で、佐渡の入口を守る灯台として、越佐海峡を航行する船舶の道標として、明治28年12月10日に初点灯。現存する日本最古の鉄造りの灯台で、「日本の灯台50選」に選定。さらにその歴史的、文化的価値から「世界灯台1

日本最古の木造灯台|大関酒造今津灯台(兵庫県西宮市)

所在地:兵庫県西宮市今津西浜町
初点灯:安政5年(1858年)
内容:灘から樽廻船で出荷する日本酒の入出航の安全を確保するため、灘五郷の旧家で酒造業を営む長谷部家が建設、今も酒造会社の大関が運営
立地:兵庫県は津波対策工事に伴い、新川右岸から対岸の左岸に今津灯台を移設(令和4年3月に着工、令和8年度に移設完了予定)
備考:昭和43年、海上保安庁から大関酒造今津灯台として航路標識として許可を受け、民間運営ながら灯台の扱いに(大関酒造今津灯台の名称で海図に記載)

大関酒造今津灯台

兵庫県西宮市今津西浜町にある酒造会社の大関が運営する灯台が、大関酒造今津灯台(おおぜきしゅぞういまづとうだい)。灘五郷の旧家で酒造業を営む長谷部家が幕末の安政5年(1858年)に再建された灯台で、現役の航路標識として使われている灯台としては

世界で唯一、ガラス製の灯台|せとしるべ(香川県高松市・高松港玉藻防波堤灯台)

所在地:香川県高松市サンポート8 (玉藻防波堤外端)
初点灯:平成10年11月1日
内容:塔高14.2m、水面から灯火部分12.7m、光達距離は 11.5海里(21.3km)
立地:高松港玉藻防波堤の突端
備考:高松港のウォーターフロント事業で、そのシンボルとして建てられた世界初のガラス灯台で、「瀬戸の都」サンポート高松のランドマーク

せとしるべ(高松港玉藻防波堤灯台)

香川県高松市のサンポート(高松港)にあるデザイン灯台が、せとしるべ。正式名は高松港玉藻防波堤灯台(たかまつこうたまもぼうはていとうだい)で、高松港のウォーターフロント事業により、そのシンボルとして世界初のガラス灯台を築いたもの(平成10年1

最北端の灯台|宗谷岬灯台(北海道稚内市)

所在地:北海道稚内市宗谷岬
初点灯:明治18年、現在の灯台は2代目で明治45年(昭和29年にコンクリート造りへの大改修)
内容:塔高17m、水面から灯火部分は39.8m、光達距離17.5海里(32.4km)
立地:遠浅の海岸である宗谷岬の背後、宗谷丘陵の海岸段丘上(標高30m)に建ち、背後には宗谷黒牛が放牧される宗谷岬牧場が展開
備考:日本の灯台50選

宗谷岬灯台

宗谷岬突端の高台(標高30m)に設けられた日本の最北に位置する灯台。宗谷海峡は、ロシアと国境が接する国際海峡で、そこを航行する船の安全を守っているのです。歴史は古く、明治18年に八角形鉄造の初代宗谷岬灯台が点灯。現在の灯台は明治45年再建の

到達できる最南端の灯台|波照間島灯台(沖縄県竹富町・波照間島)

所在地:沖縄県八重山郡竹富町波照間
初点灯:昭和34年5月5日、当時の琉球政府(沖縄県が日本に返還されるのは昭和47年)により初点灯
内容:塔高16m、水面から灯火部分は70m、光達距離12.5海里(23.2km)
立地:島の中央、標高59.7mの最高所横に建ち(標高56m)、四方を照らすことが可能
備考:平成19年3月16日に小笠原諸島の沖ノ鳥島灯台(北緯20度25分26秒・東経136度04分33秒)が初点灯し、日本最南端の灯台という地位を譲っていますが、有人島としては今も最南の灯台

波照間島灯台

沖縄県八重山郡竹富町、波照間島の中央部の高台に建つのが、波照間島灯台。昭和34年5月5日、琉球政府(本土復帰前のアメリカ占領下)により初点灯。有人の地で観光的に到達できる日本最南端の灯台で、海岸ではなく島の中央、畑の中に建てられたユニークな

最南端の灯台|沖ノ鳥島灯台(東京都小笠原村)

所在地:東京都小笠原村沖ノ鳥島(立入りは不可)
初点灯:平成19年3月16日
内容:塔高3m、水面から灯火部分は26m、光達距離12海里(22.2km)
立地:日本最南端のサンゴ礁の島、沖ノ鳥島に建つ
備考:1700km離れた横浜海上保安部(神奈川県横浜市中区新港1丁目)から遠隔監視

沖ノ鳥島灯台

東京都小笠原村、東京都心から1740kmも離れた小笠原諸島の孤島で、北緯20度25分31.97秒という日本最南端に位置する島が、沖ノ鳥島(おきのとりしま)。サンゴ礁地内で三角点のある北小島、東小島の中間に置かれた人工的な観測施設のなかにある

最東端の灯台|納沙布岬灯台(北海道根室市)

所在地:北海道根室市納沙布
初点灯:明治7年に「灯台の父」といわれるR.H.ブラントン(Richard Henry Brunton)が建てた八角形の木造洋式灯台がルーツ、現在の灯台は昭和5年築
内容:塔高13.5m、水面から灯火部分は23.2m、光達距離14.5海里(27km)
立地:納沙布岬の突端に建ち、霧が多い場所ですが、高さが低いためか赤白ではなく、白亜の灯台に
灯台下の岩礁にはラッコを目にすることも
地名はアイヌ語のノッ・サム(not-sam=岬の・かたわら)に由来
備考:日本の灯台50選

納沙布岬灯台

明治7年に「灯台の父」といわれるR.H.ブラントン(Richard Henry Brunton)が建てた八角形の木造洋式灯台がルーツという、納沙布岬(根室市)に建つ灯台。北海道で最古の灯台で、北方領土を除いて日本最東端の灯台です。現在の灯台

最西端の灯台西埼灯台(いりさきとうだい/沖縄県与那国町・与那国島)

所在地:沖縄県八重山郡与那国町与那国
初点灯:昭和32年11月26日、当時の琉球政府(沖縄県が日本に返還されるのは昭和47年)により初点灯
内容:灯高19.57m、水面から灯火部分は75.46m、光達距離22.5海里(42km)
立地:与那国島(よなぐにじま)の西端、西崎(いりざき)の突端(高台)に建ち、さらに西にある岩礁(実際の再西端の地)トゥイシを照らす西埼北西方照射灯が設備
備考:晴れた日には灯台横から遠く台湾を眺望

西埼灯台

東シナ海と太平洋の境界、八重山群島・与那国島(よなぐにじま)の西端、西崎(いりざき)に建つのが西埼灯台(いりさきとうだい)。日本最西端の灯台で、しかも日本最西端の建造物になっています。晴れた日には灯台横から遠く台湾を眺望します。昭和32年初

灯台日本一|日本一に輝く全国17灯台
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

世界灯台100選選定! 日本の灯台5ヶ所

国際航路標識協会(IALA)は、1998年(平成10年)に「世界各国の歴史的に特に重要な灯台100選」を選定。日本国内には明治期の灯台67基が現役で活躍していますが、最重要のAランク(23基)の保存灯台のなかから犬吠埼灯台、姫埼灯台、神子元

日本三大夜灯台とは!?

夜景観光コンベンション・ビューローが、平成28年、全国の灯台のなかから「夜の美しい灯台ランキング」を選定、TOP3に輝いたのが「日本三大夜灯台」。江の島シーキャンドル(神奈川県藤沢市・江の島灯台)、せとしるべ(香川県高松市・高松港玉藻防波堤

 

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