「アイトラム」走る万葉線に新型車両投入!

富山県高岡市と射水市を結ぶ万葉線。そのうち、軌道(路面電車)区間の高岡軌道線(高岡駅停留場〜越ノ潟駅/8.0km)には、2004年から超低床電車「アイトラム」(AI-TRAM)が走っていますが、交換する部品調達に難があることから、2027年度(2028年2月)〜新型車両を投入する計画になっています。

3車体連接車という連接車両に置き換わる!

万葉線(3セクの鉄道、富山地鉄から3セクに転換)の前身は富山地鉄で、越ノ潟駅で富山県営渡船(鉄道連絡船)に連絡する高岡軌道線と、越中鉄道によって敷設、後に富山地鉄となった新湊港線に分かれています。

高岡軌道線は軌道(路面電車)、港湾貨物輸送も担った新湊港線は普通鉄道ですが軌間はともに1067mm。
2002年に3セクの万葉線が設立され、高岡軌道線、新湊港線は富山地鉄から万葉線に移譲、2004年には超低床電車「アイトラム」(AI-TRAM)が導入されています。

この「アイトラム」、正式名はMLRV1000形で、新潟トランシスの製造。
国内製造ですが、当時は現在ほどの技術がなかったのでドイツのAEG(現・ボンバルディア)と技術提携して、超低床車「ブレーメン形」の技術を導入し、一部の部品もドイツ製に頼ったのです。

運転開始から20年以上が経過し、IC回路の機器が製造中止になったり、部品調達に問題が生じるようになりつつあるため、万葉線では100%国産の新型車両の調達に舵を切ったのです。

新型車両は大阪の「アルナ車両」が手がける純国産の3両1編成の低床車両で、2026年春に富山地鉄が導入した5編成目の「サントラム」(T105)とほぼ同じ仕様となります。
2027年度後半(2028年2月〜)に最初の2編成、2029年度~2032年度に毎年1編成を追加し、計6編成を導入する計画です。

3車体連接車という連接車両で、純国産の100%低床車両ということに。
車内はクロスシートとロングシートの併用で、通勤通学にも対応。

部品調達の難題を抱える新潟トランシス製の低床車両は、富山市内を走る富山地方鉄道富山港線、環状線でも現役で運転されていますが、今後はこちらも車両更新が懸案事項となることは確実です。

富山市内を走る最新型のサントラム(T105)、ほぼ同型の3連接車両が導入予定です
「アイトラム」走る万葉線に新型車両投入!
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万葉線

万葉線

万葉線(まんようせん)とは富山県高岡市と射水市を結ぶ高岡軌道線(高岡駅停留場〜六渡寺駅)と新湊港線(越ノ潟駅〜六渡寺駅)の総称。高岡軌道線は、いわゆる路面電車で、高岡駅停留場~越ノ潟駅が直通運転されています。アイトラムの愛称があるMLRV1

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