鬼ヶ城

鬼ヶ城

「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録された熊野市の海岸にある奇勝、鬼ヶ城。数回に渡る地震による隆起と激しい波による侵食によって大小無数の洞窟や奇岩ができた、東西約1.2kmにわたる石英粗面岩の大岩壁です。その荒涼とした光景が広がり、「鬼が住む城」と昔の人が考えたことは容易に想像がつく奇観が広がっています。

激しい波と隆起が造り出した奇岩群と海蝕洞

地震で隆起した大小無数の海食洞が連なる鬼ヶ城。
ここを根城とした海賊・多娥丸(たがまる)を桓武天皇の命を受けた坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)が討伐したという伝説も残されています。

鬼ヶ城東口(第一駐車場)→千畳敷→奥の木戸→猿戻り→鬼の風呂桶→犬戻り→神楽岩→木喰岩→鰐岩→潮吹→飛渡り→鬼の見張場→水谷→鬼の洗濯場→波切不動→蜂の巣→鬼ヶ城西口と歩く全長1kmの「海岸線遊歩道」も整備されています。

荒々しい岩肌を彫り刻むように遊歩道や階段がつけられ、散策自体が探検のよう。
中央部分にはいくつか展望台も整備されているので、熊野灘の美しい景色をのんびりと楽しむことが可能です。

波に洗われた複雑な岩は、1400万年前に起こった熊野古火山の火山活動で生まれた凝灰岩。

さらに鬼ヶ城東口〜鬼ヶ城本城〜熊野古道・松本峠を結ぶハイキングコース(片道2km)は4種類の桜、2000本植えられ春には人気の散策コース。
世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に登録された鬼ヶ城の東口(第一駐車場)には「リストランテ・マリーナ」、売店のある「鬼ヶ城センター」があり、熊野灘の地魚、那智黒石、さんま寿司、めはり寿司などを購入可能です。

また、鬼ヶ城は毎年8月17日に開催の『熊野大花火大会』の会場にもなっています。

鬼ヶ城
巨大地震での隆起以前には海底にあった証拠も
鬼ヶ城
猪ノ鼻沖の魔見ヶ島(まぶりか)
鬼ヶ城
名称鬼ヶ城/おにがじょう
所在地三重県熊野市木本町千木
関連HP鬼ヶ城センター公式ホームページ
電車・バスでJR熊野市駅から三交バス大又大久保行きで5分、鬼ヶ城東口下車、すぐ
ドライブで紀勢自動車道尾鷲北ICから約25km
駐車場鬼ヶ城センター駐車場(150台/無料)
問い合わせ鬼ヶ城センター TEL:0597-89-1502
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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