御在所ロープウエイ

鈴鹿山脈の主峰でもっとも人気の高い御在所岳(1212m/正式な山名は御在所山)に架かる三重交通の運行する御在所ロープウエイ。湯の山温泉にある湯の山温泉駅(標高400m)と山頂の山上公園駅(標高1180m)を15分ほどで結ぶ全長2161mのロープウエイで急峻な「鈴鹿アルプス」の断崖を眺めながら上ります。

アルペン的な御在所岳をゴンドラから眺望

途中の6号鉄塔(白鉄塔)は高さ61mで日本一の規模を誇る鉄塔。
眼下の谷は、本谷、東多古知谷、西多古知谷という花崗岩の美しい沢(沢登りの熟達者向けルート)で、岩の上にカモシカも見ることも。

御在所ロープウエイで上った山上公園駅と一等三角点のあるピークは観光リフト(1人乗り/所要8分)が結んでいます。
また山上公園駅ではカレーうどんなどが名物の「レストランアゼリア」も営業。

御在所岳は標高こそ1212mとさほどではないが、花崗岩の織りなす奇岩怪石と急峻な山容、厳しい冬の気象で、日本アルプス顔負けのアルペン的な山容となっています。
秋や冬の晴天で澄んだ空気の日には、遠く富士山も眺望します。

江戸時代から「菰野山(御在所岳のこと)は、多種多様の植物の豊庫」といわれ、本草学者の探求の的となっていました。
昭和34年に架けられたロープウエイは、本谷、中道登山道、大黒岩を眼下にしながら一気に山頂へと到達するもので、眼下にする奇岩や断崖となった谷は迫力満点。

春の桜、初夏の新緑、夏の避暑、秋の紅葉、冬の樹氷と四季の景観が楽しめます。
盛夏でも日中の平均気温は20度ほどで「下界より10度は涼しい」とのこと。
冬季は山頂に「御在所スキー場」もオープンします。

また冬季の土日などにはナイター運転も実施。

御在所ロープウエイ
名称 御在所ロープウエイ/ございしょろーぷうえい
所在地 三重県三重郡菰野町湯の山温泉
関連HP 御在所ロープウェイ公式ホームページ
電車・バスで 近鉄湯の山温泉駅から三重交通バス湯の山温泉行きで5分、終点下車、徒歩10分
ドライブで 東名阪道自動車道四日市ICから約12km
駐車場 御在所ロープウエイ駐車場(360台/有料)
問い合わせ 御在所ロープウエイ TEL:059-392-2261/FAX:059-392-2526
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
御在所岳

御在所岳

三重県三重郡菰野町と滋賀県東近江市にまたがる県境の山、御在所岳。アルペン的な山容で東海地区ではハイキングに絶大な人気のある鈴鹿山脈。なかでももっとも人気のあるピークが御在所岳(1212m=地図上は御在所山)。山麓の湯の山温泉から山頂の山上公

御在所岳で霧氷、樹氷

御在所岳で霧氷、樹氷を見よう!

三重県三重郡菰野町と滋賀県東近江市の境にある、鈴鹿山脈の主峰が、御在所岳(ございしょだけ/御在所山)。標高は1212mですが、厳冬期には琵琶湖越しの北西の風を受け、雪が積もるだけでなく、霧氷、さらには樹氷が誕生。御在所ロープウェイを利用して

西日本三大霧氷スポット

ロープウェイを使って、歩かずに霧氷を見学! 西日本三大霧氷スポット

樹氷といえば蔵王が有名ですが、雪の少ない西日本の山上では、厳冬期、木の枝に付いた水分が凍って、幻想的な霧氷(むひょう)を生み出します。防寒に留意してロープウェイに乗れば、手軽に霧氷を観賞できるのが、御在所岳(三重県)、鶴見岳(大分県)、雲仙

御在所岳

鈴鹿アルプス・御在所岳で紅葉見頃

アルペン的な山容で中京圏の山好きに「鈴鹿アルプス」とも称される御在所岳(三重県三重郡菰野町)。山麓の湯の山温泉からロープウェイで山上まで登ることができますが、紅葉が遅れ気味の2024年も、11月16日(土)現在、中腹辺りまで赤く染まっていま

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

よく読まれている記事

こちらもどうぞ