御在所岳

御在所岳

三重県三重郡菰野町と滋賀県東近江市にまたがる県境の山、御在所岳。アルペン的な山容で東海地区ではハイキングに絶大な人気のある鈴鹿山脈。なかでももっとも人気のあるピークが御在所岳(1212m=地図上は御在所山)。山麓の湯の山温泉から山頂の山上公園まで御在所ロープウェイが通じています。

鈴鹿山脈の主峰といわれる、東海の名峰

御在所ロープウェイ山上公園駅近くにある富士見岩展望台は、その名の通り、快晴なら富士山まで眺望できますが、眼下に湯の山温泉と四日市の市街、伊勢湾、三河湾、そして北アルプスまで眺望する大パノラマを得ることができます。

山上公園駅から一等三角点のある頂上までは遊歩道を使って30分ほどで到達。
観光リフトも架かっているのでほとんど歩くことなく到達することも可能。
県境にある一等三角点は、1209.4mですが、最高点は滋賀県側の1212m地点で、望湖台まで足を伸ばせば琵琶湖も眺望できます。

全山が花崗岩の山で、ロッククライミングのゲレンデとして名高い藤内壁(とうないかべ)をはじめオバレ岩、大黒岩など岩場が多く、渓流にはいくつもの滝が架かっています。
休日ともなると裏登山道、中登山道、一ノ谷新道、表登山道、上級向け沢登りの本谷ルートなどに多くの登山者の姿を見ることができます。

日本海側からの吹き出しがあるため高山植物の種類も豊富で、ドウダンツツジなどさまざまな植物を観察可能。
例年、紅葉は10月中旬の山頂に始まり、11月下旬頃に麓の湯の山温泉付近が見頃に。
冬季は山頂での霧氷、樹氷も観察し、ロープウェイを利用して手頃な冬のレジャーになっています。

晴れていれば富士山を望むという大パノラマも自慢。
山頂部分は南北に広く平らなのは、隆起する以前の平原だった時代の名残りです。

御在所山という山名は、垂仁(すいにん)天皇の皇女・倭姫命(やまとひめのみこと)が天照大神の神霊を奉じて、大和の笠縫(かさぬい)の宮から伊勢・五十鈴川のほとり遷座するとき、その鎮座地を求めて、桑名の野代から亀山へ向かう途中、御在所山の上に、仮の屯宮(とんぐう)を設けられたという故事に由来。
「神や仏がいます所」の意です。

かつては木曽の御岳山を眺めることからも、御嶽講の行者による登山も盛んで、表道にはその鳥居、石碑が残されています。
また長者池近くにある御嶽大権現は明治17年、愛知県海部郡永和村(えいわむら)の行者・覚順が御岳山から勧請して開いたもの。

登山ルートは、初心者向け、谷を登る裏登山道が所要2時間30分、ロープウェイ横の尾根沿いの道で、巨岩を観賞する中登山道が2時間15分、一の谷新道が2時間ほど。
表登山道は意外に人が少なく、所要2時間で山上に到達できます。
一般的には中登山道で登山、裏登山道を下山というのがポピュラーです。

画像協力/三重フォトギャラリー

御在所岳
中道登山道途中から「鈴鹿のマッターホルン」鎌ヶ岳を眺望
御在所岳
名称 御在所岳/ございしょだけ
所在地 三重県三重郡菰野町菰野
電車・バスで 近鉄湯の山温泉駅から三重交通バス湯の山温泉行きで5分、終点下車、徒歩10分、御在所ロープウエイで12分
ドライブで 東名阪道自動車道四日市ICから約12km
駐車場 御在所ロープウエイ駐車場(360台/有料)
問い合わせ 菰野町観光協会 TEL: 059-394-0050
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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