七ツ釜滝

三重県大台町を流れる宮川上流、黒部峡谷(富山県)、清津峡(新潟県)と並んで「日本三大峡谷」に数えられる大杉谷にかかる巨大な滝が七ツ釜滝。ユネスコが認定する「生物圏保存地域(Biosphere Reserve)」である「大台ヶ原・大峯山・大杉谷ユネスコエコパーク」の一部で、「日本の滝百選」にも認定。

「日本三大渓谷」に懸かる6段、落差150mの巨大瀑布

大台ヶ原山を源にする宮川にかかる巨大瀑布。
多雨ということを反映し、近畿の秘境といわれる豪快な大杉谷が刻まれていますが、そのハイライトともいえるのが七ツ釜滝です。

全長14km、標高差1200mという大杉谷登山道は、滑落事故も多発しているため、地元関係機関では「初心者のみの入山はできません。必ずベテランと一緒に入山してください」と呼びかけています。

七ツ釜滝までも登山口から6.9km、徒歩5時間(コースタイムの時間で、実際にはもう少しかかります)という道のり。
七ツ釜滝から大台ケ原を目指せば、さらに大台ケ原駐車場・バス停までは9.1km、徒歩5時間30分というハードな行程に。

桃の木山の家に宿泊し、七ツ釜滝まで往復のプランでも1泊2日の行程となります。
入口から桃の木山の家まで徒歩4時間。さらに徒歩15分で七ツ釜滝展望所。
七ツ釜滝の落差は150mといわれ、展望所から見えるのは4段目から6段目で、上の3段は見ることができません。

大杉谷登山センターのホームページで、最新の情報が入手できるほか、登山の地図のダウンロードも可能なので、入山にあたってはまずはご確認を。

七ツ釜滝
名称七ツ釜滝/ななつがまだき
所在地三重県多気郡大台町大杉
関連HP大台町観光協会公式ホームページ
電車・バスでJR紀勢本線三瀬谷駅から町営バス1時間3分終点大杉下車。登山口まで徒歩3時間
ドライブで紀勢自動車道大宮大台ICから約41kmで登山口手前駐車場。登山口まで徒歩5分
駐車場登山口駐車場(10台/無料)
問い合わせ大台町観光協会 TEL:0598-84-1050
大杉谷登山センター TEL:0598-78-3338
千尋滝

千尋滝

三重県多気郡大台町、日本三大峡谷に数えられる大杉谷にある落差135mという巨瀑が、千尋滝(せんぴろたき)。宮川の支流、千尋谷に懸かり、大杉谷中最大の落差を誇る滝です。大杉谷を三重県側から入山すると最初に、奈良県から入山すると最後に見る滝です

日本三大峡谷

日本三大峡谷とは!?

日本三大峡谷(日本三大渓谷)と通称されるのは、黒部峡谷(富山県)、清津峡(新潟県)、そして関西では有名な大杉谷(三重県)。長らく人跡未踏だった黒部峡谷(国の名勝)、柱状節理が見事な清津峡(国の特別名勝・特別天然記念物)、近畿の秘境といわれる

 

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