1ℓあたり2412ベクレル!国内最強の放射能泉・三朝温泉にドボンだよ〜鳥取の旅3

この記事は「熊山准のおブログ」から寄稿していただきました。
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いきなり目玉おやじの露出画像にて失礼します。鳥取県とプレスマンユニオンの招待でお邪魔した鳥取の旅もいよいよ3日目・最終回。この日はひと晩お世話になった休暇村 奥大山からの、鳥取中部地震でもっとも被害が多かった倉吉市の白壁土蔵群。そして投入堂でお馴染みの三徳山三佛寺を経て、入浴せずとも滞在するだけでラジウム泉を全身で浴びられる、国内最強にして世界屈指の放射能泉・三朝温泉へと巡ります。

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最終日は恒例の白地図です。さあ、鳥取県はどこだ? 言え!

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この日は県西から県央へと移動します。左から日野郡江府町〜倉吉市〜東伯郡三朝町。


Googleマップもデカい方がいいだろうということで、今回からビッグサイズですよ。

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大山登山の後にチェックインしたのが、休暇村 奥大山です。夜はえらい濃霧でした。

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豪円湯院でがっつり蕎麦を食べたばかりですが、夕げが始まります。

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先付は蟹味噌甲羅焼き。すでに酒がススムくん。

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お造りのメーンは、イカのトロといわれる白烏賊の姿造りですよ。焼きも揚げも可。

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怒濤のように鳥取和牛のシャブが出回ってきました。なおかつ…。

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各人にのどぐろの塩焼き。平素、焼き魚とか煮魚は興味ないし、満腹なのに完食。

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超軟水と呼ばれる奥大山の水との飲み比べ用にエビアンが。エンターテイナーやな。

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見た目はアレだけどバリバリうまい鬼海老の唐揚げ。

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しかもシメには調理長特製のカレー付きだぜ。ヤバいでしょう?

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満腹死して翌朝。奥大山の初冬は冷えます。負けじと朝食バイキングに挑みます。

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最近、ホテルや旅館では見かけなくなった玉子かけご飯が! 嬉しい支援。

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さらに目の前で握ってくれるおにぎりコーナーも楽しい。

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それにつけても盛り付けのセンスのなさよ…。おいしゅうございました。

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バビューンと移動して、倉吉白壁土蔵群へGO。地元出身の横綱・琴櫻傑將がお出迎え。

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国の重要伝統的建造物保存地区です。

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江戸から明治にかけ、倉吉餅と稲扱千歯で儲かった往時の姿を今に伝えてるんですよ。

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セーマンドーマン(五芒星)がシンボルなのはなぜかしらね。

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「山陰名菓 因幡の白うさぎ」の試食スタイルがなかなかワイルド。

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こちらの味わい深い長屋は『男はつらいよ 寅次郎の告白』で使われたんだとか。

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もらっているのではなく、ひな人形の絵馬を川に流す「くらよし打吹流しびな」ゆう行事。

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あれが打吹山(204m)な。青いビニールシートは震災で屋根が崩れた家な。

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最近、ひと皮むけようと被り物を買って出る明日香くん。無理すんなよ。

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米澤たい焼店でゴチ。白い薄皮は確か玉子が入ってないんだったか。

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ともあれ、倉吉は元気だそうです。大丈夫だから観光に来い!とのこと。

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あわてて三徳山三佛寺へ移動。階段を駆け上がります。

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素敵な境内ですけども、慌てる理由が我々にはあるのです。

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調子が狂ういびつな階段をあがった先には。

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本堂があります。その中で開催されているのが──

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毎月18日11時の護摩法要。今回は天変地異鎮魂がテーマだそうです。

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ミニくまちゃんもお花を供えます。このお花は後でいただけます。

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厄払い、ビシ!バシ! しかし唱名っていいものですね。

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昨日は霊山大山に登って、今日は護摩行ですからね。霊力フルスロットルです。

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心なしかミニくまちゃんも霊験あらたかじゃないですか?

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続いて斎食儀(さいじきぎ)なる精進料理の食事作法の会へ(こちらも月例イベント)。

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エントランスの干支地蔵が可愛い。とりわけ犬とウリ坊が。

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お経を唱えつつ静かにお粥をいただくようです。ギリシャ正教にもあるな。

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お粥をメーンとした精のつかないお料理たち。飽食がちな取材旅行では悪くないね。

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読経トランス。

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食後はお茶で食器を洗って飲み干します。この後、洗剤で洗うはずです。

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おトイレでも排尿作法が。

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ともあれ、この紅葉は見事でした。

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肝心の投入堂ですが、震災の影響で現在は通行止。眺めるのみよ。逆光やーん。

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で、いよいよお楽しみの三朝温泉! 大橋で立ち寄り湯します。

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しかし三朝温泉唯一のトリウム泉・巌窟の湯は、女子だけが入ることに…。

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おっさんどもは、せせらぎの湯へ。2412ベクレル/ℓの湯にドボーン!

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三朝温泉のすげーのは、別に湯船に入らなくても滞在するだけで効能があることな。

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しかも癌が治ると評判の玉川温泉より高放射能。ここで湯治して健康効果を実感したい。

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しかしながらタイムアップ! 高速道路には震災の爪痕がちらほら。

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水木しげる推しの米子空港に戻ってきました。

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で、冒頭の写真と相成るわけです。

というわけで、スケジュール的にはゆったりしながらも密度の濃い3日間でした。プレスツアーって主催者側は「あれもこれも見て欲しい、食べて欲しい」とばかりに、何かとギュウギュウに詰め込みがちなんですが、そこは熟練旅行ジャーナリストで構成されるプレスマンユニオンのおっさんプロデュースだけに、厳選されたスポットでじっくりと心地良く旅を楽しむことができたのでした。これはマジで全国の観光課と観光協会に訴えたいんですけど、ひとときに情報をいっぱい詰め込むと人の脳みそと胃袋はパンクしますからね。涙をのんで切り捨てる、それが成功の秘訣ですよ。

ともあれ、震災をものともせずに元気だった鳥取県。次回は晴れた日に大山に登って、三朝温泉に長逗留したいですね。みなさんもぜひ。

おしまい。

関連リンク
休暇村奥大山公式ホームページ《ベストレート保証》|大山南麓 奥大山 おいしい水とブナの森が育んだ宿
三徳山三佛寺 国宝投入堂 | 中国観音霊場第三十一番札所 伯耆観音霊場第二十九番札所 2006年開山1300年
日本遺産 三徳山 三朝温泉 │ 六根清浄と六感治癒の地
旅館大橋 | 鳥取県三朝温泉 露天風呂付客室の宿
三朝温泉旅館協同組合│宿泊施設&観光情報満載│三朝温泉旅館協同組合

 

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1974年徳島県阿南市出身。(株)リクルートを経て『R25』にてライターデビュー。執筆ジャンルはIT、ガジェット、恋愛、旅行、登山、現代アートなど。主な媒体に『サイゾー』『MacFan』『TRANSIT』『スゴレン』他。自身のぬいぐるみ「ミニくまちゃん」を用いたアート活動も展開している。第1回妖怪そっくりコンテスト2006 境港観光協会会長賞、マレーシア・サバ州観光大賞2015 最優秀海外記事賞

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