日本のモノレール 全8社 徹底紹介

日本のモノレール 全8社 徹底紹介

日本では鉄道に分類されるモノレール(monorail)。鉄道事業法に基づく鉄道もしくは軌道の扱いですが、またいで走る跨座式と、ぶら下がり式の懸垂式の2タイプがあります。日本最初のモノレールが「空中飛行電車」と呼ばれたように、車窓の展望も楽しめるのがモノレールの魅力です。

千葉都市モノレール

運行地:千葉県千葉市
形式:懸垂式モノレール(サフェージュ式)
路線距離:15.2km
区間:千葉みなと駅〜県庁前駅=1号線(3.2km)、千葉駅〜千城台駅=2号線(12.0km)
事業者:千葉都市モノレール
歴史:昭和63年3月28日、スポーツセンター駅〜千城台駅が開業(2号線)
備考:懸垂式モノレールとしては世界最長(Guinness World Records:the longest suspended monorail train system in the world)

千葉都市モノレール

千葉都市モノレール

千葉県千葉市内を走る懸垂式モノレールが千葉都市モノレール。千葉みなと駅〜県庁前駅の1号線(3.2km)と、千葉駅〜千城台駅を結ぶ2号線(12.0km)の2路線があり、第三セクターの千葉都市モノレールが運行しています。通称は千葉モノレールで、

ディズニーリゾートライン

運行地:千葉県浦安市
形式:跨座式(日本跨座式)
路線距離:5.0km
区間:リゾートゲートウェイ・ステーション駅を起点に、単線の環状線(反時計回り)
事業者:舞浜リゾートライン(オリエンタルランドの子会社)
歴史:平成13年7月27日
備考:東京ディズニーリゾート®内を走るモノレールで、リゾートゲートウェイ・ステーション駅→東京ディズニーシー・ステーション駅→ベイサイド・ステーション駅→東京ディズニーランド・ステーション駅→リゾートゲートウェイ・ステーション駅と循環

ディズニーリゾートライン

ディズニーリゾートライン

千葉県浦安市、東京ディズニーリゾート®の各施設を結ぶ跨座式モノレールが、舞浜リゾートラインが運行するディズニーリゾートライン(Disney Resort Line)。JR舞浜駅前のリゾートゲートウェイ・ステーション駅を起点に、単線の環状線

東京モノレール

運行地:東京都港区・大田区
形式:跨座式(アルヴェーグ式)
路線距離:17.8km
区間:東京モノレール羽田空港線=モノレール浜松町駅〜羽田空港第2ターミナル駅(17.8km)
事業者:東京モノレール(JR東日本グループ)
歴史:昭和39年9月17日、モノレール浜松町駅〜羽田駅が開業
備考:東京国際空港へのアクセス路線で東京オリンピック開幕にあわせて開業

東京モノレール

東京モノレール

東京国際空港(羽田空港)へのアクセスとしてモノレール浜松町駅(東京都港区)〜羽田空港第2ターミナル駅(大田区)を結ぶ17.8kmの跨座式(アルヴェーグ式)モノレールが東京モノレール。東京オリンピック開幕直前の昭和39年9月17日にモノレール

多摩モノレール

運行地:東京都東大和市・立川市・日野市・八王子市・多摩市
形式:跨座式(日本跨座式)
路線距離:16.0km
区間:多摩都市モノレール線=上北台駅〜多摩センター駅
事業者:多摩都市モノレール
歴史:平成10年11月27日、 上北台駅〜立川北駅が開業、平成12年1月10日全通
備考:沿線に大学もあり、開業から13年7か月目で利用者数が延べ5億人を超え、モノレールとして国内最速
上北台〜箱根ヶ崎の延伸計画も

多摩モノレール

多摩モノレール

上北台駅(東京都東大和市)〜多摩センター駅(多摩市)を結ぶ多摩都市モノレールが運行する跨座式モノレール(日本跨座式)が多摩モノレール。正式名は多摩都市モノレール線ですが、多摩モノレールと通称されています。通勤通学のほか、多摩動物公園、サンリ

湘南モノレール

運行地:神奈川県鎌倉市・藤沢市
形式:懸垂式(サフェージュ式)
路線距離:6.6km
区間:湘南モノレール江の島線=大船駅〜湘南江の島駅
事業者:湘南モノレール(みちのりホールディングス)
歴史:昭和45年3月7日、大船駅〜西鎌倉駅が開業
備考:日立製作所が手動する跨座式モノレールに対抗し、三菱重工業のモノレール設備機器の本格導入・拡販を目指すためのモデル路線として敷設
湘南モノレールの成功が、千葉都市モノレール建設につながっています

湘南モノレール

湘南モノレール

大船駅(神奈川県鎌倉市)〜湘南江の島駅(藤沢市)を結ぶ6.6kmの懸垂式モノレール(三菱サフェージュ式)が湘南モノレール。正式な路線名は湘南モノレール江の島線ですが、単に湘南モノレールと呼ばれています。昭和45年3月7日、三菱重工業のモノレ

大阪モノレール

運行地:大阪府豊中市・吹田市・茨木市・摂津市・守口市・門真市・茨木市
形式:跨座式(日本跨座式)
路線距離:28.0km
区間:大阪モノレール線(本線)=大阪空港駅〜門真市駅(21.2km)、国際文化公園都市モノレール線(彩都線)=万博記念公園駅〜彩都西駅(6.8km)
事業者:大阪モノレール
歴史:平成2年6月1日、南茨木駅〜千里中央駅(大阪モノレール線)が開業
備考:日本最長のモノレール

大阪モノレール

大阪モノレール

大阪空港駅(大阪国際空港/大阪府豊中市)と門真市駅(門真市)を結ぶ21.2kmの本線と、万博記念公園駅(吹田市)で分岐し、彩都西駅(茨木市)までの6.8kmの彩都線の2線が運行されるのが大阪モノレール。営業距離は、日本最長のモノレール(跨座

北九州モノレール

運行地:福岡県北九州市
形式:跨座式(日本跨座式)
路線距離:8.8km
区間:北九州高速鉄道小倉線=小倉駅〜企救丘駅
事業者:北九州高速鉄道
歴史:昭和60年1月9日、小倉駅(現・平和通駅)〜企救丘駅開業
備考:「都市モノレールの整備の促進に関する法律」(都市モノレール法)で建設
軌道法に基づいて建設されているので、正式には停留場ですが、駅と称しています
日本万国博覧会(大阪万博)で会場内の交通機関で用いられたモノレール車両を除いて、全国で初となる本格的な日本跨座式モノレール(日立アルヴェーグ式)

北九州モノレール

北九州モノレール

山陽新幹線、在来線に連絡する小倉駅(福岡県北九州市小倉北区)と小倉南区の企救丘駅(きくがおかえき)を結ぶ北九州高速鉄道の跨座式モノレール路線が北九州モノレール。正式名は北九州高速鉄道小倉線で、昭和60年1月9日開業。営業キロは8.8kmで、

ゆいレール

運行地:沖縄県那覇市・浦添市
形式:跨座式(日本跨座式)
路線距離:17.0km
区間:沖縄都市モノレール線=那覇空港駅〜浦西駅
事業者:沖縄都市モノレール
歴史:平成15年8月10日、那覇空港駅〜首里駅が開業
備考:モノレール(懸垂式鉄道・跨座式鉄道)は鉄道になるため、日本の鉄道で赤嶺駅が日本最南端の駅、那覇空港駅は日本最西端の駅

ゆいレール

ゆいレール

那覇空港駅(沖縄県那覇市)とてだこ浦西駅(浦添市)を結ぶ全長17.0kmの沖縄都市モノレールの運営する跨座式モノレール(日本跨座式)がゆいレール。軌道法による軌道のため、「沖縄県内で現存している唯一の鉄道路線」にもなっています。日本の鉄道で

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