2016年富士登山情報

富士登山情報

2016年(平成28年)の富士山の登山シーズンが始まります。
静岡県側は7月10日開山と発表されていますが、7月の登山道開通時期は、残雪等登山道の状況によって開通が遅れることがあります。

登山道の開通期間をチェック

静岡県側【富士宮ルート・須走ルート・御殿場ルート】
=7月10日(日)~9月10日(土)

山梨県側【吉田ルート】
=7月1日(金)~9月10日(土)

山頂【お鉢巡り歩道】
7月10日(日)~9月10日(土)

台風や大雨などにより登山道に危険がある場合は、登山道が閉鎖されます。
吉田ルートは黄色、須走ルートは赤色、御殿場ルートは緑色、富士宮ルートは青色に色分けされています。コースを間違えないように色でチェックを。

富士登山
富士宮口山頂から剣ヶ峰を目ざす。三島岳を越えると山頂は近い

世界遺産に登録の登山道と区間をチェック

富士山の各登山道のは、富士講の信者の富士登拝道がルーツです。それぞれに歴史と伝統があり、登山口には浅間神社が祀られています。
時間に余裕があるなら、登山前に登山口にある浅間神社に参拝し、登山の安全を祈願してから入山しましょう。
登山口にある浅間神社ももちろん、世界遺産「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産になっています。

大宮・村山口登山道【富士宮ルート】6合目から山頂=(登山口)富士宮浅間大社、村山浅間神社
須山口登山道【御殿場ルート】2合8勺から山頂・須山口登山道の1合目付近(遊歩道)=(登山口)須山浅間神社
須走口登山道【須走ルート】5合目から山頂=(登山口)東口本宮冨士浅間神社(冨士浅間神社)
吉田口登山道【吉田ルート】北口本宮冨士浅間神社から山頂(全登山道が構成資産)=(登山口)北口本宮冨士浅間神社

富士山頂からのご来光
富士山頂からのご来光

富士登山の注意点(ここを必ずチェック!)

(1)夜行日帰り登山は危険!
山頂でのご来光を目的とした夜行日帰り登山(いわゆる弾丸登山)は、無理な行程による疲労と山頂での低温のため、高山病や低体温症にかかりやすく、かなり危険です。とくにファミリーや高齢者がメンバーにいる場合には余裕を持ったスケジュールを心がけましょう。寝不足や水分の不足は高山病にもかかりやすくなります。

(2)真夏でも山頂はクールゾーン
一般的に標高が100m高くなると気温は0.6度下がります。標高0mの海岸線と3776mの山頂では単純計算しても22.7度の差があることに!
つまり、真夏の東京が35度の暑さでうだっているときに、山頂では35度ー22.7度=12.3度。
つまり8月もお盆過ぎなら0度以下になることや、雪が降ることも。防寒には気をつけましょう。
さらに、風速が1m増す毎に、体感気温は1度下がります。山頂で気温10度のときに、風速10mならば、体感気温はちょうど0度になります

富士宮口山頂
富士宮口山頂、浅間神社奥社前。登山者の防寒対策に注目

(3)天候の急変に備えよう
夏の富士登山をしていると、太平洋高気圧に覆われたような晴天時でも三島側から雲が湧き上がることがあります。これは「夏雲の日変化」というもので、駿河湾の湿った空気が三島の大地に触れることで暖められ、上昇気流とともに発達して積乱雲へと成長します。
つまり、晴れていても夕方には雷を伴った夕立の可能性が。これに対処するには、なるべく午前中に行動し、午後も3時くらいには山小屋に入るようにすること。そして天候の急変に備え、上下セパレートになったゴアテックスなど防水機能の高い雨具を持参すること。とくにファミリーなら子供の雨具もアウトドアショップで購入しておきましょう。
(4)足回りもしっかりと
富士山は火山荒原がつづく、火山性のガレ山です。とくに下りは足首やひざを痛めることがありますので、足回りはしっかりと。登山靴も足首を保護するハイカットのものを選びましょう。靴底もクニャリと折れ曲がるようなものは避けた方がいいでしょう。登りも、下りも同じスピードが原則。駆け下るのは大変危険です。

御殿場口の下り専用ルート、大砂走り
御殿場口の下り専用ルート、大砂走り

(5)環境保護にも配慮を
富士山は、富士箱根伊豆国立公園(自然公園法)、特別名勝(文化財保護法)、ユネスコの世界文化遺産「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」に指定され、貴重な自然環境と歴史文化資源が保護されています。自然環境や歴史的な資源を保護するように心がけましょう。

富士山頂
美しい雲海だが、よく見ると積乱雲が発達している。また上層の雲も天気の悪化を伝えています
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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日本全国を駆け巡るプレスマンユニオン編集部。I did it,and you can tooを合い言葉に、皆さんの代表として取材。ユーザー代表の気持ちと、記者目線での取材成果を、記事中にたっぷりと活かしています。取材先でプレスマンユニオン取材班を見かけたら、ぜひ声をかけてください!

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