宮崎県日南市南郷町にある江戸時代初期の万治元年(1658年)、飫肥藩(おびはん)の鎮守社として創建されたのが榎原神社(よわらじんじゃ)。飫肥藩3代藩主・伊東祐久(いとうすけひさ)は、内田万寿女(内田外記の娘で、当時神女として崇められていました)の進言を受け鵜戸六所権現(現・鵜戸神宮)から分霊を勧請し創建したのです。
縁結びの神様としても有名
3代藩主・伊東祐久は、鵜戸六所権現から分霊を勧請して創建していますが、完成を見ずして、明暦3年(1657年)、江戸藩邸で49歳の若さで没しています。
榎原神社の祭神は天照大神(あまてらすおおみかみ)。
朱塗りの本殿は、八ツ棟造りと呼ばれる複雑に入り組んだ屋根に特徴があり、鐘楼とともに宮崎県の文化財に指定。
摂社の桜井神社には内田万寿女を祀り、地元では縁結びの神様として有名です。
内田万寿女は、寛文9年(1669年)、51歳で没していますが、正一位桜井大権現の追号を受け、飫肥藩からも神領100石の寄進を受けています。
本殿横の宝物資料館には、神社に伝わる古文書、冠などが90点余が展示されています。
榎原神社 | |
名称 | 榎原神社/よわらじんしゃ |
所在地 | 宮崎県日南市南郷町榎原甲1134-4 |
関連HP | 日南市観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR榎原駅から徒歩10分 |
ドライブで | 宮崎自動車道田野ICから約42km |
駐車場 | 100台/無料 |
問い合わせ | 榎原神社 TEL:0987-68-1028 |
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