世界遺産の法隆寺には南大門、西大門、そして夢殿のある東院の入口にある東大門と3つの門がありますが、正門にあたるのが南大門。創建時の建物は、1435(永享7)年に焼失し、現存する建物は1438(永享10)年の再建で、単層入母屋造の八脚門。門自体は国宝ですが、門の左右に延びる大垣も国の重要文化財に指定されています。
法隆寺の玄関にあたる総門
法隆寺への参道となっている200mほど松並木を進むと、正面に木造瓦屋根の門が見えてきます。
これが法隆寺の正門となる南大門で、法隆寺式伽藍配置の南端中央にあたります。
ここから北に、直線的に中門、講堂があり、回廊で囲まれた内部の西に塔が聳え、東に本堂である金堂が建っています。
南大門は創建時にはもう少し中門寄りにあったと推測されますが、子院の増加にともなう境内の拡張で、平安時代の長元年間(1028年〜1037年)頃に現在地に移って造立されています。
また、法隆寺では二王像(仁王像)は創建当初から南大門にはなく、中門に祀られていました。
「法隆寺地域の仏教建築物」として世界遺産に登録されています。
法隆寺・南大門 | |
名称 | 法隆寺・南大門/ほうりゅうじ・なんだいもん Horyuji Temple,Nandaimon(South Great Gate) |
所在地 | 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1-1 |
関連HP | 法隆寺公式ホームページ |
電車・バスで | JR法隆寺駅から徒歩20分。または奈良交通バス法隆寺門前行きで8分、終点下車すぐ。あるいは、近鉄橿原線筒井駅から奈良交通バス王寺駅行きで12分、法隆寺前下車、徒歩5分 |
ドライブで | 西名阪自動車道法隆寺ICから約2.5km |
駐車場 | 法隆寺観光自動車駐車場(20台/有料) |
問い合わせ | 法隆寺 TEL:0745-75-2555 |
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