奈良県天理市竹之内町、山の辺の道(南コース)途中にある環濠集落が、萱生環濠集落(かようのかんごうしゅうらく)。中世(室町時代)、大和国(奈良県)は戦乱の影響を大いに受け、その結果として村の周囲に濠を巡らせて外敵を防ぐ環濠集落が生まれたのです。
戦国時代に集落防衛のために築かれた環濠集落
萱生環濠集落は、南側に隣接する6世紀前半(古墳時代後期前半)の築造と推定される前方後円墳、西山塚古墳(にしやまづかこふん)の周濠を濠に利用した、奈良県らしい環濠集落。
戦国時代に集落防衛のために築かれたもので、山の辺の道沿いの濠のみ現存しています。
山の辺の道を少し北に歩けば竹之内環濠集落があり、道の東側に濠の一部が残されています。
天理市内にも中世に築かれた環濠集落は数多く、山の辺の道を隔てた竹之内環濠集落環濠集落のほか、南六条、備前、南菅田、庵治、別所地区に環濠の痕跡が確認できます。
萱生環濠集落 | |
名称 | 萱生環濠集落/かようのかんごうしゅうらく |
所在地 | 奈良県天理市萱生町980-3 |
関連HP | 天理市観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR長柄駅から徒歩25分 |
ドライブで | 名阪国道天理東ICから約5km |
問い合わせ | 天理市観光協会 TEL:0743-63-1242/FAX:0743-63-1242 |
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