【なかもりトピックス】vol.2 道東散策・知床斜里町はサケ漁真っ盛り

【なかもりトピックス】vol.2 道東散策・知床斜里町はサケ漁真っ盛り

「サケの水揚げ日本一」を誇る道東・斜里町を訪ねた。9月下旬から始まったサケの水揚げでウトロ漁港は11月初旬まで活気に包まれる。今年は岸壁に横付けされた漁船の水揚げ作業を眼下に見下ろせる高架式観覧回廊が新設され話題になっている。早朝の漁港へ宿からバスで集まってくる観光客には好評だった。

水揚げ日本一の斜里町、今年は豊漁でウトロ港が活況

▲知床半島の突端に仕掛けた定置網から約1時間でウトロ港へ。
巻き網で 船倉のサケを水揚げ、選別作業へ。鮮度を落とさぬ時間との勝負。

「今年は豊漁が期待できそうです。普段は関係者以外立ち入り禁止の魚市場ですが、水揚げ場面をなんとか見ていただきたいと知恵を絞った設備です。只今、回廊の名前を募集中です」
とは同町水産林務課係長、森高志さんの説明。

▲知床半島の突端に仕掛けたサケの定置網は深い海に固定するため潜水士資格を持つ乗組員が行う。
ウトロ港のサケ漁船は14隻。1回に約20㌧のサケを船倉に入れて往復する。
時間と競争する水揚げ作業を観光客が回廊上から見学できる。

斜里町がサケ日本一なのは理由がある。
知床半島の突端に仕掛けた定置網のサケを船倉満杯にした漁船が1時間余でウトロ港へ戻り、水揚げ、仕分け(メスは採卵場へ)、セリも短時間で終えるシステムによって鮮度を落とさず各地の市場へ専用車で送られていく。

採卵場では受精からふ化した後、施設で半年間育て放流。
4~5年後に戻ってくる回帰率が高まるという。
温暖化現象のリスクもあるなか、海底が深く海水温に変化の低い知床の海は恵まれた漁場だ。

▲水揚げされるサケ、マスが約90%を占め、ほかに少数のカラフトマス、ブリ、タラなど。
船倉内の海水を船外へ排水しながら巻き上げ網ですくい取り選別台へ移していく。
▲オホーツク沿岸の河口(斜里町)でサケ釣りを楽しむ人々が連なる。
釣りの醍醐味がたまらないと毎年、関西から訪れるというシニアは大物をゲット!

宿のホテルはウトロ港を見渡せる「北こぶし知床」。
地震や停電などで心配した客足が早く戻り、ホテルロビーは観光客の姿でにぎわっていた。
政府の震災復興支援による割安な北海道への旅行社パックプランが、年末から登場するとの話。
流氷の知床半島もぜひ見たいものだ。

旅の途中、北見市の老舗和菓子店・大丸で賞味した小豆餡の入った「ほっちゃれ」(産卵を終えたサケの意味)は、この時期売れ行きのよい銘菓。
宿で見かけた木彫りのパンダがサケをくわえたジョークが気に入った。

掲載の記事は ジャーナリスト・中森康友氏 (日本旅行作家協会会員)の配信するメルマガ『なかもりトピックス』を転載したものです。

ウトロ漁港人工地盤
名称 ウトロ漁港人工地盤/うとろぎょこうじんこうじばん
所在地 北海道斜里郡斜里町ウトロ西
関連HP 知床斜里町観光協会公式ホームページ
電車・バスで JR斜里駅から斜里バスで1時間。または、知床エアポートライナーで45分
ドライブで 女満別空港から約85km
駐車場 40台/無料
問い合わせ 知床斜里町観光協会 TEL:0152-22-2125
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

ABOUTこの記事をかいた人。

アバター画像

ジャーナリスト、もとスポーツニッポン新聞社編集委員。内外メディア通信社ライター、日本旅行作家協会会員、ラジオ・テレビ・レジャー記者会会員、薩摩大使(鹿児島県)、美ら島沖縄大使、富山ふるさと大使。メールマガジン版「なかもりトピックス」を配信中。

よく読まれている記事

こちらもどうぞ