【なかもりトピックス】vol.3 『ソースかつ丼フェスタ』in駒ヶ根

各種総揃え型のB級グルメ祭りと対照的な“一点集中の饗宴”を楽しむ『ソースかつ丼フェスタ』が、紅葉時期の10月27~28日、長野県の高原の町、駒ヶ根市で開かれ盛況だった。参加したのは福島県会津若松市、群馬県の前橋市と桐生市、埼玉県秩父市、地元の伊那市と駒ヶ根市の6地域。

おらが町が一番!全国6地域の参集で“美味饗宴”

ソースかつ丼フェスタ
▲お好みのソースかつ丼を求めて各ブースは長い列が続いた。
似たようでカツの揚げ方や形、盛り付けの工夫も異なる各地域のソースかつ丼。

ブースの並んだ会場ではハーフサイズのソースかつ丼をワンコイン(500円)で販売するとたちまちグルメ派?が下見をして狙いを定め列に入る。
1時間ほどで品切れとなった店舗も出るほど。
家族で手分けして、3~4種類のソースかつ丼に挑戦したお父さんもいた。
「毎年開いてほしい」との声が多かった。

主催した駒ケ根商工会議所の富永満専務理事は、
「駒ケ根市内のソースかつ丼会(28店舗)が今年で25周年の記念事業。地域活性化が狙いです。ソースかつ丼で地域がつながり、全国区の知名度になればうれしい」
と意気込みを笑顔で説明していた。

▲会場には長野県のPRキャラクター「アルクマくん」が登場子供たちの歓迎を受ける。
会場そばの大沼湖畔からは中央アルプスが望遠できた。

大正時代に洋食店のコックがカツレツと鰻のかば焼きからヒントを得て市内に定着したという会津若松市。
ご飯の上に刻みキャベツ、ロースかつを載せた会津伝統食をアピールする。
地元の駒ヶ根も、千切りキャベツの上に厚手のロースカツを重ね秘伝の特製ソースを添える逸品が人気。

ソースかつ丼フェスタ

地元の県立赤穂高校生も授業の一環として特別参加。
揚げたてのソースかつ棒に注文が続いた。
「接客、販売など取り組んでいますが、多くのお客さんとの出会いもあり勉強になります」
とは3年生の渋谷亮太さん(18)。
売店には伊那地方の名物「牛乳パン」や、信州大学農学部が開発した新種「ハニールージュ」で醸造したカモシカシードル(ロゼ)も披露されるなど、標高800mの高原イベントに彩りを添えた。

ソースかつ丼フェスタ

掲載の記事は、ジャーナリスト・中森康友氏(日本旅行作家協会会員)の配信するメルマガ『なかもりトピックス』を転載したものです。

関連HP 駒ヶ根ソースかつ丼会公式ホームページ
駒ヶ根観光協会オフィシャルサイト
問い合わせ 駒ヶ根観光協会 TEL:0265-81-7700
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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ジャーナリスト、もとスポーツニッポン新聞社編集委員。内外メディア通信社ライター、日本旅行作家協会会員、ラジオ・テレビ・レジャー記者会会員、薩摩大使(鹿児島県)、美ら島沖縄大使、富山ふるさと大使。メールマガジン版「なかもりトピックス」を配信中。

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