【なかもりトピックス】vol.10 中国国際旅游交易会(上海市)を覗く

中国人の憧れる雲海に浮かぶ霊峰「黄山」(安徽省)に登って眺望体感した後、上海市で開催の「2018中国国際旅游交易会」(11月16日~18日)を視察する。千葉県の幕張メッセを上回る広大な敷地内に連なる巨大な建物内で上海市を中心に国内24省、世界各国の展示ブースが展開。最後の第5展示場には日本やアジア諸国、米国、中南米、アフリカの各地域や航空会社などのブースが並び、どこも旅行案内やサービス、物産のPRに懸命だった。

中国最大の”旅行商談会”、国内24省、世界各国も参加

▲会場は、高層ビルに囲まれた上海市内のコンベンション用地にある。
早朝から配置された警備員のチェックを受けて入場する。
とくにテロ対策を意識してか上海国際空港と同様の厳しさだった。

会場のあちこちで民族衣装をまとった少数民族の若者たちが唄と踊りでにぎやかに盛り上がている。
主催者から事前通達で騒音や派手なPRの自粛もあったようだが、開場してみるとお構いなくのブースも目立つ。

シルクロードでお馴染みの甘粛省では、豊富な果物や新疆産ワインの試食、試飲に長い行列が続く。
日本ブースでは日本国家旅游局を軸に北海道、栃木県、静岡県などのブースが誘客の呼び込みに力を入れていた。

栃木の温泉ポスター前で貸し出しの浴衣に着替えて記念撮影が人気だった。
会場の一隅に商談会場が設けられ対面式のテーブルを挟んで現地観光関係者と国内外の旅行社担当などバイヤーが情報交流も積極的だ。

国慶節など1億人の民族大移動、起爆剤となる観光アピール

▲日本ゾーンの栃木県ブースでは来館者に浴衣を着てもらい記念撮影が人気を集め、
お隣のタイ国ブースでは手の甲に多色模様を描くサービスも。
▲華やかな民族衣装で笑顔をふりまく少数民族の娘さんたち。
底抜けに明るい表情に癒される。
甘粛省ブースでは来場者の名前を聞いてトンパ文字で書き上げるサービスが女性来館者に大好評だった。

今年で7回目を迎える交易会は南部の昆明市(雲南省)と隔年開催で行われているが、旅行を通じて自然、文物、歴史を知り、出会いなど中国政府の奨励もあり、毎年5月のメーデー、9月の国慶節の長期休暇には総延長13万6000kmの高速道路(日本は約9000km)を利用する1億人の民族大移動が始まる。
この期間はマイカーの高速料金が無料となり旅立ちを加速させるので、観光地のピーアールも真剣になる。

一方で最近の中国人の訪日人数は上昇中で736万人(2017年)と比べ、訪中する日本人は260万人たらず。
滞在中に何度も「中国を訪問する日本人が少ないのはなぜか?」と尋ねられ答えに窮したものだ。

問い合わせ

中国駐東京観光代表処
FAX:03-3591-6886
cnta.tokyo@gmail.com
※電話での問い合わせは不可

掲載の記事は、ジャーナリスト・中森康友氏(日本旅行作家協会会員)の配信するメルマガ『なかもりトピックス』を転載したものです。

 

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ABOUTこの記事をかいた人。

中森 康友

ジャーナリスト、もとスポーツニッポン新聞社編集委員。内外メディア通信社ライター、日本旅行作家協会会員、ラジオ・テレビ・レジャー記者会会員、薩摩大使(鹿児島県)、美ら島沖縄大使、富山ふるさと大使。メールマガジン版「なかもりトピックス」を配信中。

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