南房総で花摘みを楽しもう!

南房総の花摘み

鋸山を越えて南に行けば、服一枚分暖かくなるといわれ、千葉県鋸南町は、霜の降りない避寒の地。とくに房総半島南端の南房総では、富浦、和田浦、千倉など各地で花卉(かき)が路地栽培、ハウス栽培され、例年1月〜3月には花摘みも楽しむことができます。

南房総で、ひと足先に春を感じる!

南房総の花摘み

黒潮の影響を受け、冬でも比較的に温暖で、無霜地帯の南房総。
大正9年、当時の和田村(現在の南房総市和田町)に住む、薬剤師で家業の農業を継いだ間宮七郎平が、寒菊を、前年に開通した鉄道を使い、北条駅(現在の館山駅)から東京に出荷し、高値で取引されたことから、南房総の花卉栽培がスタートしました。
戦時中は、食糧増産体制から、花の栽培が禁じられたという暗黒時代もありましたが、戦後、見事に復活。
南房総の海岸沿いを走る「房総フラワーライン」沿いには、1月の菜の花の開花に始まり、各地にお花畑が出現、ひと足早い春を感じることができます。

メインとなる花畑は、花卉栽培はっしょうのちのである和田浦の花畑、「房総フラワーライン」沿いの千倉・白浜の露地花畑、そして、道の駅とみうら枇杷倶楽部、道の駅おおつの里花倶楽部など道の駅周辺に植栽された花畑で、花摘みも可能です。

和田浦の花畑

場所:千葉県南房総市和田町花園
花摘み:菜の花、キンセンカ、矢車草、カーネーション、ストック、アイリス、スターチス、金魚草など(ハウスと路地)
例年の期間:12月下旬~5月上旬

和田浦の花畑

和田浦の花畑

千葉県南房総市和田町花園にある菜の花などの花畑が和田浦の花畑。有名な寒桜の名所、抱湖園(ほうこえん)を築いた間宮七郎平(まみやしちろうべえ)の尽力もあって、和田浦は温暖な気候を生かして花卉栽培が盛ん。花の見頃は12月下旬~5月上旬と長く、花

白間津のお花畑

場所:千葉県南房総市千倉町白間津
花摘み:菜の花、キンセンカ、矢車草、カーネーション、ストック、アイリス、スターチス、金魚草など(路地がメイン)
例年の期間:1月〜3月頃

白間津のお花畑

白間津のお花畑

千葉県南房総市の千倉町を走る国道410号(房総フラワーライン・第2フラワーライン)沿いには、白間津のお花畑(しらまづのおはなばたけ)と呼ばれる花園があります。10月~翌6月にかけて30軒ほどの農家で花が栽培され、最盛期の1月中旬~3月下旬頃

平磯のお花畑

場所:千葉県南房総市千倉町平磯
花摘み:菜の花、キンセンカ、矢車草、カーネーション、ストック、アイリス、スターチス、金魚草など(路地がメイン)
例年の期間:1月〜3月頃

平磯のお花畑

平磯のお花畑

千葉県南房総市の千倉町を走る国道410号(房総フラワーライン・第2フラワーライン)沿いは、冬場の霜の降りない温暖な気候を活かし花卉(かき)栽培が盛ん。平磯のお花畑は、例年1月上旬〜3月中旬に花摘み、花の直売を実施(期間は生育状況などで変化し

千田のお花畑

場所:千葉県南房総市千倉町千田
花摘み:菜の花、ポピー、ストック、キンセンカ、ベニジウム、リナリアなど(路地がメイン)
例年の期間:1月〜3月

千田のお花畑

千田のお花畑

千葉県南房総市千倉町千田(ちくらまちせんだ)、海岸沿いを走る千葉県道251号(千倉港線)途中、道の駅ちくら潮風王国の前面に広がる花卉(かき)露地栽培の花園が千田のお花畑。現在12軒ほどの農家が花卉を栽培、1月〜3月の花摘みシーズンには受付の

大川のお花畑

場所:千葉県南房総市千倉町大川
花摘み:菜の花、ポピー、ストック、キンセンカ、ベニジウム、リナリアなど(路地がメイン)
例年の期間:1月〜3月

大川のお花畑

大川のお花畑

千葉県南房総市千倉町大川にある1月〜3月頃に花摘みができるのが大川のお花畑。有名な白間津を筆頭に、平磯、千田、そして大川地区を総称して七浦と呼び、各地に花畑がありますが、花摘みの穴場的な存在がこの大川のお花畑。海岸を走る千葉県道251号(千

道の駅とみうら枇杷倶楽部

場所:千葉県南房総市富浦町青木123-1
花摘み:菜の花、金魚草、ポピーなど(ハウス、路地)
例年の期間:花摘み11月~5月/菜の花畑観賞=2月中旬~3月下旬、いちご狩り=1月1日~5月GW

道の駅とみうら枇杷倶楽部

道の駅とみうら枇杷倶楽部

千葉県南房総市、富津館山道路富浦ICにも近い南房総市富浦地区を走る国道127号沿いにある道の駅が、道の駅とみうら枇杷倶楽部(びわくらぶ)。千葉県最初にオープンした道の駅ですが、充実の施設で誕生以来、全国でもトップクラスの人気を保ち、「全国道

道の駅おおつの里花倶楽部

場所:千葉県南房総市富浦町大津320
花摘み:金魚草、ストック、なでしこ、アルストロメリア、ストレリチア、カーネーション、ユリ、スターチス、サンゴアロエ、ポピー
例年の期間:10月~6月(花が多いのは1月~5月GW)、4000坪の温室で10月中旬〜金魚草摘みがスタート

道の駅おおつの里花倶楽部

道の駅おおつの里花倶楽部

千葉県南房総市富浦町の内陸部を走る千葉県道185号(犬掛館山線)沿いにある道の駅が、道の駅おおつの里花倶楽部。国内最大級の全天候型花摘み園を併設し、春の花摘みはもちろんのこと、フラワーアレンジメント体験、イチゴ狩りやメロン狩り(夏季)が楽し

ポピーの里館山ファミリーパーク

場所:千葉県館山市布沼1210
花摘み:ポピー、スターチス、ストレリチア、ラベンダー、ローズマリーなど
例年の期間:通年(花が多いのは12月~5月GW)

ポピーの里館山ファミリーパーク【閉園】

【2021年5月ポピーの里館山ファミリーパークは閉園しました】房総半島の南端、洲埼灯台と野島埼灯台の中間、房総フラワーライン沿いに位置する4万坪の敷地を誇る花のテーマパーク。一年を通して旬の花摘みが楽しめ、パターゴルフ場、釣り、トロピカルフ

南房総フラワーカレンダー

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
アイスランドポピー
スターチス
カーネーション
金魚草
キンセンカ
矢車草
ストック
各花の開花期を示したフラワーカレンダーです
南房総市観光プロモーション課の情報をもとに編集
南房総で花摘みを楽しもう!
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
関東で冬、もっとも温かな避寒の地

関東で冬、もっとも温かな避寒の地はどこ!?

房総半島(千葉県)でも、富津市と鋸南町(きょなんまち)の境に立ちはだかる鋸山(のこぎりやま)を越えた南房総は、上着がひとつ減るともいわれますが、実際に、もっとも温かな場所はどこでしょう? 気温だけでなく、西風を受けず、体感的にも温かな「避寒

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

よく読まれている記事

こちらもどうぞ