笹川流れ

笹川流れ

山形県と境を接する新潟県最北端、村上市山北地区の鳥越山と狐崎までの延長11kmにわたる風光明媚な海岸線が笹川流れ。蒲萄(ぶどう)山地が日本海に落ち込み、浸食された海食地形で、淡桃色の砂浜と、絶壁、洞窟、奇岩が連続する海岸線は、「笹川流」として国の名勝および天然記念物に登録。

海食洞や奇岩が連続する新潟県最北の絶景海岸線

笹川流れ

笹川流れ 空撮 Photo Map

この海岸線の中央、眼鏡岩の南側に笹川が日本海に注ぐ、笹川集落(旧笹川村)があり、これが笹川流れの地名の由来になっています。

『奥の細道』で松尾芭蕉が庄内から村上に向かって歩いた出羽街道は、はるか東の山中、現在の国道7号あたりを通っているため、明治以前の多くの旅人は、この景勝を目にしていません。

幕末の儒学者・頼三樹三郎(らいみきさぶろう)は蝦夷地を訪れ、探検家の松浦武四郎と親友になった旅好きですが、『骨董集』と名づけられた詩歌集に笹川流れを絶賛した「海府遊記」があり、眼鏡岩近くの駐車場にその石碑が建立されています。

海岸沿いの道は大正6年にカタガリ松隧道が開通したのが最初で、昭和41年の大正浦隧道に至るまで、生活道路として素掘りのトンネルが数多く築かれる、難所だったのです。
羽越線が全通したのが大正13年7月31日で、桑川駅、越後寒川駅もこの時に開業しています(今川駅は昭和19年に今川信号所として開設)。
つまりは大正時代まではこの絶景を目にすることはできず、国の名勝、天然記念物に指定されたのも昭和2年のこと。

眼鏡岩、屏風岩、ニタリ岩、恐竜岩、蓬莱山と続く景勝を海上から眺めるのが笹川流れ観光汽船の運航する「笹川流れ遊覧船」。
桑川漁港を起点に所要40分で、義経伝説の残る舞子岩、眼鏡岩など、青松が寄生する奇岩、洞窟を巡ります。
義経が奥州へ逃れる途中、海岸沿いに笹川流れを小舟で北上したという伝承があり、歴史ロマンをかき立ててくれます。

笹川流れ

笹川流れ DATA

名称 笹川流れ/ささがわながれ
所在地 新潟県村上市桑川
関連HP 村上市公式ホームページ
電車・バスで JR桑川駅から徒歩10分
ドライブで 日本海東北自動車道村上瀬波温泉ICから約23km
駐車場 道の駅笹川流れ駐車場などを利用
問い合わせ 村上市観光協会山北支部 TEL:0254-77-2259
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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