新発田城表門

新発田城表門

湿地に造られた平城が新発田城(しばたじょう/新潟県新発田市)。水堀に囲まれた本丸は船の形をしていることから舟形城との呼ばれていました。現存する本丸表門は享保17年(1732年)に再建された2階建ての楼門で国の重要文化財。腰回りは黒瓦を使ったなまこ壁で、2階には石落しを備えるなど実戦的な構えも備えています。

藩政時代の表門は国の重文

新発田城表門

本丸を取り囲む堀のうち、南側は現存しているが北側は埋め立てられ、本丸の大部分と北側は陸上自衛隊新発田駐屯地となっています。
見学用の駐車場も整備された新発田城址公園のある場所はかつての二の丸で、老職などの武家屋敷がありました。
二の丸から堀を渡ると(現在は左手のみに堀が残る)帯曲輪で土橋門があり、土橋門跡の脇には堀部安兵衛の像が立っています。
ここから再び堀を渡ると本丸で、表門があります。

ちなみに、表門に備えられた石落しは、門の真上の床を外して石を落とす仕組み。

新発田城表門
新発田城表門
名称 新発田城表門/しばたじょうおもてもん
所在地 新潟県新発田市大手町6-4
関連HP 新発田市観光協会公式ホームページ
電車・バスで JR新発田駅から徒歩20分
ドライブで 日本海東北自動車道聖籠新発田ICから約5km
駐車場 新発田城址公園駐車場(10台/無料)
問い合わせ 新発田城址公園 TEL:0254-23-3132
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

新発田城

新発田藩10万石の政庁となった城で、新潟県内では唯一、江戸時代の遺構が現存しています。初代の新発田藩主・溝口秀勝(みぞぐちひでかつ)が1598(慶長3)年に築城を開始、3代藩主・溝口宣直(みぞぐちのぶなお)の代の1654(承応3)年に完成し

新発田城旧二ノ丸隅櫓

新発田城旧二ノ丸隅櫓

越後国蒲原郡新発田(現・新潟県新発田市大手町)にあった新発田城(しばたじょう)。表門に至る橋から左手を見ると表門と同様に江戸時代の遺構である旧二ノ丸隅櫓が聳えています。実はこの場所は本丸鉄砲櫓(ほんまるてっぽうやぐら)の建っていた場所。鉄砲

新発田城辰巳櫓

新発田城辰巳櫓

初代新発田藩主・溝口秀勝(みぞぐちひでかつ)が慶長3年(1598年)に築城した新発田城(しばたじょう/新潟県新発田市)。辰巳櫓(たつみやぐら)は本丸南東(辰巳)の位置に建つ2階建ての櫓。平成16年に古来の手法で復元された隅櫓です。辰巳櫓火災

新発田城三階櫓

新発田城三階櫓

新潟県新発田市(しばたし)にある新発田藩(しばたはん)の藩庁で、外様大名(とざまだいみょう)・溝口家の居城が新発田城。新発田城にはもともと天守がなく、本丸西端の三階櫓がその役目を果たす代用天守として機能していました。現在の三階櫓は、古来の工

 

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