2024年8月10日(土)18:00〜20:30、愛知県一宮市で『一宮市びさい夏まつり』が開催。木曽川の恩恵を受けてきた人々が、水天宮に奉納する川まつりとして明治25年に始めた花火大会を継承して行なわれ、夏の風物詩として定着。尾張地方最大級の大きさを誇る二尺玉も打ち上げられます。
尾張地方最大級の二尺玉、愛知らしい手筒花火も
濃尾地震の翌年、明治25年の旧暦7月15日に木曽川・起渡船場(おこしとせんば=現在の一宮市起堤37)の渡船従事者らで組織する「起明組」が打ち上げた『水天宮川祭』が『濃尾大花火』のルーツ(江戸時代に、起渡船場は将軍家の上洛、朝鮮通信使の来朝、御茶壺の通行などにも使用)。
川船1艘を飾り、万灯流しや仕掛花火、打ち上げ花火が行なわれました。
昭和31年に木曽川をまたいで美濃(岐阜県南部)と尾張(愛知県西部)を結ぶ濃尾大橋が完成し、渡船業者が廃業となり、川船(まきわら舟)は廃止されましたが花火大会は続けられ、その後、平成5年に岐阜県羽島市と共催となって『濃尾大花火(一宮市・羽島市市民花火大会)』として行なわれていました。
令和4年に、対岸の羽島市が花火大会から撤退、その後愛知県一宮市側単独で『一宮市びさい夏まつり』として続行されています。
愛知県の花火大会らしく、愛知県東三河地方が発祥(豊橋市の吉田神社が発祥と伝わっています)という手筒花火も実施。
明治からの水天宮の川祭りが発祥とされており、伝統ある祭りの歴史を継承するため、『一宮市びさい夏まつり』として開催されます(現在も実行委員会は尾西商工会内の濃尾大花火実行委員会)。
会場付近に駐車場はないので注意が必要。
一宮市役所尾西庁舎〜会場付近に無料シャトルバス運行するので、シャトルバスの利用を。
一宮市びさい夏まつり 日程
18:00〜 尾西太鼓
18:20〜 オープニングセレモニー
18:45〜 盆踊り大会
19:45〜 手筒花火
20:10〜 打ち上げ花火
2024一宮市びさい夏まつり | |
開催日時 | 2024年8月10日(土)18:00〜20:30、雨天・増水時8月11日(日)に延期、両日ともに雨天の場合は中止 |
所在地 | 愛知県一宮市冨田砂原2120−2 |
場所 | 尾西グリーンプラザ西 尾西河川敷グラウンド、冨田山公園駐車場(旧尾西プール駐車場) |
関連HP | 一宮市公式ホームページ |
電車・バスで | 一宮市役所尾西庁舎から会場付近に無料シャトルバス運行(行き=16:30〜18:30、帰り=20:05〜21:30) |
問い合わせ | 濃尾大花火開催委員会事務局(尾西商工会内) TEL:0586-62-9111 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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