長崎県長崎市のグラバー園に移築復元される旧長崎地方裁判所長官舎は、明治16年に長崎控訴裁判所などとともに建てられたもので、明治初期の西洋化を反映した典型的な官庁建築。当時は長崎外国人居留地外にある唯一の洋風住宅として、現在の市役所付近、長崎市八百屋町33番(現在の上町4-21)に建てられていました。
明治16年に建てられた木造2階建ての長官舎
明治16年3月、長崎控訴裁判所(現在の高等裁判所)の官舎として建てられた洋館(明治19年に長崎控訴院に改称)。
長崎地裁、控訴院は太平洋戦争の際に原爆の被害を受け倒壊しましたが、長崎地方裁判所長官舎のみ奇跡的に残存。
控訴院は昭和20年に福岡に移転したため、戦後は長崎地方裁判所長官舎として使用されていました。
その4割にあたる建物を昭和54年にグラバー園に移築、一般に公開しています。
現在はその建物を利用し、内部をレトロ写真館にリニューアル。レトロな衣装を選んで試着、持参したカメラでの写真撮影が可能なほか、園内を散策することもできます。
グラバー園・旧長崎地方裁判所長官舎 | |
名称 | グラバー園・旧長崎地方裁判所長官舎/ぐらばーえん・きゅうながさきちほうさいばんしょちょうかんしゃ |
所在地 | 長崎県長崎市南山手町8-1 |
関連HP | グラバー園公式ホームページ |
電車・バスで | JR長崎駅から正覚寺下行き路面電車で5分、築町で乗り換え、石橋行きで3分、大浦天主堂下下車、徒歩7分 |
ドライブで | 長崎自動車道長崎ICから約4.5kmで市営松が枝町第2駐車場 |
駐車場 | 市営松が枝町第2駐車場(94台/有料) |
問い合わせ | グラバー園管理事務所 TEL:095−822−8223/FAX:095−823−3359 |
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