長崎市外海歴史民俗資料館

長崎市外海歴史民俗資料館

長崎県長崎市西出津町、世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産となる外海の出津集落(そとめのしつしゅうらく)にあるミュージアムが、長崎市外海歴史民俗資料館。外海(そとめ)地区の歴史や民俗、潜伏キリシタンの文化、ド・ロ神父の業績などを紹介する資料館です。

外海の歴史や民俗文化を紹介

長崎市外海歴史民俗資料館

1階の展示室では、外海地域で農業、漁業に使われた古い道具や庶民の生活用品を展示。
また当地の発展に尽くした、フランス出身のド・ロ神父が伝えた農業にもスポットをあてています。

2階の展示室では、外海地区インフォメーション施設として、長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産に関する資料、外海地方に関係するキリスト教の歴史を年表形式のパネルで紹介するほか、隠れキリシタンに関係する多数の資料を展示。
さらにド・ロ神父の生涯をパネル等で紹介しています。

2階の展示室では、出津遺跡(縄文時代から弥生時代にかけての代表的な砂丘遺跡)から出土した遺物や弥生時代の箱式石棺を復元展示。
また宮田古墳群(黒崎地区にある1500年前の古墳時代の墳墓群)から出土した副葬品の鉄剣、鉄刀、刀子などの武器、石枕を展示しています。
16世紀前半の中世山城・神浦城跡の出土品、平安時代末から鎌倉時代にかけて使用された滑石製の厨房具「石鍋」なども展示され、西彼杵半島(にしそのぎはんとう)一帯がかつて石鍋の一大生産地だったことを紹介。

長崎市外海歴史民俗資料館周辺には、出津教会堂、ド・ロ神父記念館があり、集落全体が世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産になっています。
また、「長崎市外海の石積集落景観」として国の重要文化的景観に選定。

長崎市外海歴史民俗資料館
名称 長崎市外海歴史民俗資料館/ながさきしそとめれきしみんぞくしりょうかん
所在地 長崎県長崎市西出津町2800
関連HP 長崎市公式ホームページ
電車・バスで JR長崎駅前から長崎バス板の浦連絡・桜の里ターミナル行きで桜の里ターミナル下車、さいかい交通板の浦行きに乗り換え、出津文化村前下車、徒歩すぐ
ドライブで 長崎自動車道長崎多良見ICから約34km
駐車場 30台/無料
問い合わせ 長崎市外海歴史民俗資料館 TEL:0959-25-1188
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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