長崎県佐世保市吉井町にある松浦鉄道の橋梁が吉井川橋梁。伊万里と佐世保を結ぶ旧伊佐線(松浦線)の施設で、昭和19年4月13日、潜竜駅(現・潜竜ヶ滝駅)〜 肥前吉井駅(現・吉井駅)間の延伸開業に伴ってに完成したコンクリート造り、4連アーチ橋で国の登録有形文化財に指定されています。
コンクリート造りの4連アーチ橋
橋長46m、スパン10mのコンクリート造り、4連アーチ橋。
橋脚は末広がりの形状で、上流側に水切りを付けています。
建設当時は戦争中で鉄が不足するために鉄骨の代わりに、竹筋が使われた可能性も。
吉井川橋梁という名ですが、下を流れるのはポットホールで有名な佐々川の本流です。
吉井川橋梁、吉田橋梁、福井川橋梁という3つの橋梁が連続し、官設鉄道時代の技術を伝える貴重な橋梁として3橋梁とも国の登録有形文化財に指定。
戦中から戦後にかけての石炭輸送で活躍し、戦後の復興にも貢献した橋梁です。
近くには同じ佐々川に、大正11年に架橋された2連アーチの石橋、樋口橋もあるのであわせて見学を。
松浦鉄道・吉井川橋梁 | |
名称 | 松浦鉄道・吉井川橋梁/まつうらてつどう・よしいがわきょうりょう |
所在地 | 長崎県佐世保市吉井町大渡・吉井町前岳 |
電車・バスで | 松浦鉄道吉井駅から徒歩15分 |
ドライブで | 西九州自動車道佐々ICから約7.5km |
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