長野県壱岐市芦辺町、壱岐島中央部の高台にある壱岐古墳群として国の史跡に指定される6基の古墳のひとつが兵瀬古墳(ひょうぜこふん)。標高105mほどの丘陵尾根部に築造された直径53.5m、高さ13mの巨大な円墳で、玄室・中室・前室の3室と羨道で構成される横穴式石室があります。
後世には壱岐国分寺が建立された地
兵瀬古墳は、6世紀末〜7世紀前半頃の築造で、鬼の窟古墳や兵瀬古墳のある国分本村地区は、律令時代には壱岐氏の氏寺を母体とした壱岐国分寺(壱岐島分寺)が建立された場所(8世紀半ばから後期に創建)。
礎石の一部が現存しています。
壱岐古墳群(国の史跡)を構成するのは、兵瀬古墳のほか、対馬塚古墳、掛木古墳、鬼の窟古墳、双六古墳、笹塚古墳の合計6基で、壱岐古墳群の出土品は、壱岐市立一支国博物館が収蔵展示されています。
兵瀬古墳は、鬼の窟古墳、笹塚古墳と並ぶ壱岐島最大級の円墳で、石室の側壁や奥壁、天井石に至るまで巨石を用いて築造されているのが特徴です。
壱岐島には長崎県の半数に及ぶ古墳265基が残存し、ヤマト王権、朝鮮半島・新羅の双方から壱岐島が外交上の拠点として重要視され、古代の豪族が新羅との交易、防衛に従事していたと推測されます。
兵瀬古墳 | |
名称 | 兵瀬古墳/ひょうぜこふん |
所在地 | 長崎県壱岐市芦辺町国分本村触1154 |
関連HP | 壱岐市観光連盟公式ホームページ |
電車・バスで | 芦辺港からタクシーで10分・郷ノ浦港からタクシーで15分 |
ドライブで | 芦辺港からタクシーで約5km・郷ノ浦港からタクシーで約9km |
問い合わせ | 壱岐市社会教育課文化財班 TEL:0920-45-2728 |
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