神宮寺山古墳

神宮寺山古墳

岡山県岡山市北区の旭川近くにある前方後円墳(国の史跡)が神宮寺山古墳。古墳時代の前期(3世紀後半~4世紀/最新の研究で築造時期が前倒しに)に築かれた墳長150mの巨大な古墳です。後円部の頂には岡山城主・小早川秀秋が遷したという天計神社(あまはかりじんじゃ)が鎮座しています。

古墳時代の前期に築かれた前方後円墳

神宮寺山古墳

天計神社は平安時代編纂の『延喜式神名帳』に記載される式内社。
別当寺として妙法山神宮寺がありましたが、江戸時代初期に廃寺になっています。
こうした歴史を背景にして前方部は墓地化し、墳丘は大きく改変。

墳丘表面では葺石・円筒埴輪が検出され、出土した遺物から3世紀後半~4世紀の築造と推定されています。

旭川流域の勢力は古墳時代前期に勢力を維持しましたが、その後、大型古墳がこの地に築かれることはなく、吉備の中心勢力は、造山古墳などを造営した足守川流域に移っていきます。

神宮寺山古墳
名称 神宮寺山古墳/じんぐうじやまこふん
所在地 岡山県岡山市北区中井町1
関連HP 岡山市公式ホームページ
電車・バスで JR法界院駅から徒歩5分
駐車場 なし
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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