中村家住宅

沖縄県北中城村(きたなかぐすくそん)、中城城(なかぐすくぐすく・なかぐすくじょう)の北に位置する中村家住宅は、18世紀中頃に建てられた沖縄の上層農家住居の貴重な遺構で国の重要文化財。中村家の先祖である賀氏(がうじ)は、護佐丸(中城城主)が読谷(本島中部)から城を中城に移した際に、築城の師としてこの地に移り住んだと伝えられています。

北中城村にある沖縄の上層農家住居の遺構

18世紀中頃の建築と推測される主屋(ウフヤ) 、離れ(アシャギ)、 家畜小屋兼納屋(メーヌヤー) 、豚小屋(フール) 、高倉、籾倉(もみぐら)が現存。

門を入ったの正面突き当たりにはヒンプンと呼ばれる石積みの目隠塀がありますが、中国の屏風門(ぴんふぉんめん)の琉球化したもの。
わざわざ目隠しをすることからも、一般庶民の住宅にない手法がよくわかります。

主屋の内部は、客間の一番座、仏間の二番座、居間の三番座などに分かれ、畳間は当時の農民に許された6畳以下の広さで、柱は当時農民には使用を許されていなかった木材のチャーギ(イヌマキ)、イーク(モッコク)が使用されています。
士族屋敷の形式に農家の形式である高倉、納屋、畜舎などが付随し、沖縄住居建築の特色がすべて備わっています。
台風に備え東、南、西を琉球石灰岩の石牆(せきしょう=石垣)で囲い、内側に防風林としてフクギを植栽。

現在は瓦屋根ですが、明治の中期以前は、竹瓦でした(瓦は士族階級以上しか認められていませんでした)。

ちなみに、沖縄戦の戦禍を免れた貴重な家屋のため、沖縄がアメリカ合衆国から日本に返還された当日(昭和47年5月15日)、沖縄本島の民家では初の国の重要文化財に指定されています。

名称 中村家住宅/なかむらけじゅうたく
所在地 沖縄県中頭郡北中城村大城106
関連HP 中村家住宅公式ホームページ
電車・バスで 那覇バスターミナルから琉球バス具志川線で34分、普天間下車、東陽バス県総合運動公園線で14分、大城下車、すぐ
ドライブで 沖縄自動車道北中城ICから約2.7km
駐車場 50台/無料
問い合わせ TEL:098−936-3500/FAX:098-936-3500
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
中城城

中城城

沖縄戦の戦禍を免れ沖縄県内でもっとも原形をとどめたグスクが縄県中頭郡北中城村(きたなかぐすくそん)・中城村(なかぐすくそん)にある中城城(なかぐすくぐすく・なかぐすくじょう)。中城湾(なかぐすくわん)を見下ろす標高150mの琉球石灰岩の台地

 

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