旧桜宮公会堂(旧造幣寮鋳造所正面玄関)

旧桜宮公会堂(旧造幣寮鋳造所正面玄関)

大阪府大阪市北区、造幣局の北側、明治の洋館、泉布観(せんぷかん/国の重要文化財)の隣接地に建つのが旧桜宮公会堂(旧造幣寮鋳造所正面玄関)。造幣寮(現・造幣局)の金銀貨幣鋳造所の正面玄関を移築保存したもので、国の重要文化財。

明治4年築の造幣寮鋳造所正面玄関を今に伝える

造幣寮、造幣寮応接所(泉布観)とともに、トーマス・ジェームズ・ウォートルス(Thomas James Waters)の設計で明治4年に竣工。
昭和2年、老朽化のため建物は取り壊されましたが、正面玄関の石材が保存され、昭和10年11月、保存された石材を使って市民などの寄付で明治天皇記念館(後に、聖徳館に改称)の正面玄関として創建当初の金銀貨幣鋳造所玄関が復元。
戦後、桜宮公会堂、そして2階部分が大阪市立図書館(後に桜宮図書館)として活用されてきましたが、昭和55年に図書館が廃館。
その後、学校教育の振興施設ユースアートギャラリーとして使われていましたが、平成19年二廃止され、平成24年から結婚式場、パーティー会場、レストランの旧桜宮公会堂として再生されています。

レストランでは、手軽なランチコースも用意。

国の重要文化財に指定されるのは、正面玄関部分のみです。

ちなみに、 明治天皇は、明治5年に軍艦「龍驤」に乗船し、伊勢から大阪へ行幸し(天保山沖から艀で川口運上所波止場に下船)、西本願寺津村御堂を宿所にしますが、京都に行幸後、伏見から淀川を下って大阪に戻り、造幣寮前桟橋に着船し、造幣寮応接所を宿所としたのです。
造幣寮では、首長トーマス・ウィリアム・キンダー(Thomas William Kinder)の案内で、銀貨などを鋳造する各作業場を視察しています。
明治天皇記念館の正面玄関として金銀貨幣鋳造所の玄関を復元したのは、そうした歴史的背景があったのです。

旧桜宮公会堂(旧造幣寮鋳造所正面玄関)
名称 旧桜宮公会堂(旧造幣寮鋳造所正面玄関)/きゅうさくらのみやこうかいどう(きゅうぞうへいりょうちゅうぞうしょしょうめんげんかん)
所在地 大阪府大阪市北区天満橋1-1-1
関連HP 旧桜宮公会堂公式ホームページ
電車・バスで JR大阪城北詰駅・JR桜ノ宮駅から徒步15分
問い合わせ 旧桜宮公会堂 TEL:06-6881-3330/FAX:06-6881-3332
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
泉布観

泉布観

大阪府大阪市北区、「桜の通り抜け」で知られる造幣局の北にある、大阪府に現存する最古の洋風建築が泉布観(せんぷかん)。明治4年に造幣寮(現在の造幣局)の応接所として建築された洋館で、国の重要文化財。設計は、トーマス・ジェームズ・ウォートルス(

 

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