大分県佐伯市鶴見、豊後水道にのびる鶴見半島の先端に位置する鶴御崎にあるのが、鶴御崎自然公園(つるみさきしぜんこうえん)。九州最東端にあたり、高さ200mの絶壁には白亜の鶴御埼灯台が建っています。周辺一帯は鶴御崎自然公園として整備され、椿やツツジ、ノジギク、デイゴなどが咲き、自然観察にも最適です。
パノラマ展望ブリッジから豊後水道や四国を一望に
リアス式海岸の半島でもある鶴御崎、駐車場から10分ほど歩けば、先端の山頂部に整備されたパノラマ展望ブリッジに到達します。
パノラマ展望ブリッジからは鶴御埼灯台を眼下に、豊後水道や四国を一望にする大パノラマが展開します。
旧鶴見町は、ミュージアムパーク鶴御崎として一帯を野外博物館(フィールドミュージアム)と位置づけ、遊歩道、屋外ステージなどを整備、一日のんびり過ごすことができます。
椿は450種約1100株が植栽され、例年2月~4月が見頃。
また豊後水道の入口に位置することから戦時中は要塞化され、灯台の下には旧海軍の望楼跡など、戦争遺跡が残されています。
鶴御崎一帯は、豊予海峡の防備のために築かれた陸軍の要塞地帯、豊予要塞(ほうよようさい)の一部で、鶴見崎砲台には砲塔45口径30cmのカノン砲(昭和4年12月完成、1門)が配備され、鶴見崎砲台観測所、150cm探照灯などが築かれていました。
昭和17年1月11日、 鶴見崎砲台の砲塔45口径30cmカノン連装砲の実弾射撃演習中に、右砲身の腔発事故発生。
豊予要塞重砲兵連隊長・内藤千里中佐を含め16名が死亡、23名が重軽傷という犠牲が生まれ、3月に鶴見崎第1砲台、鶴見崎第2砲台が新たに築かれています。
昭和20年には洞窟型の砲台なども設置されましたが、実戦を経ずに終戦を迎えています。
灯台脇・展望デッキから続く螺旋(らせん)階段を下ると、九州本土・最東端の地に到達。
鶴御崎自然公園 | |
名称 | 鶴御崎自然公園/つるみさきしぜんこうえん |
所在地 | 大分県佐伯市鶴見梶寄浦549-2 |
関連HP | 佐伯市観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR佐伯駅からタクシーで1時間 |
ドライブで | 東九州自動車道佐伯ICから約32km |
駐車場 | 80台/無料 |
問い合わせ | 佐伯市観光案内所 TEL:0972-23-3400 |
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