院内町石橋群・荒瀬橋

院内町石橋群・荒瀬橋

大分県宇佐市院内町副にある、大正2年築造の石造アーチ橋が荒瀬橋。恵良川に架かる2連アーチの石造橋ですが、その高さは18.3mと院内町石橋群でも最高を誇っています。院内を代表する石造橋を数多く手がけ、「石橋王」との異名をもつ名石工・松田新之助が築いたもので、2連アーチの姿から、「眼鏡橋」との別名も

「道の駅いんない」から徒歩圏内の眼鏡橋

橋の上流側東岸には園地(荒瀬橋展望所)が整備され、東屋もあり、眼鏡(めがね)となった橋の間から周辺の山並みを望むことも可能。
「道の駅いんない」(石橋ステーション)が院内町石橋群の探勝の拠点で、地図やパンフレットが入手できるので、石橋巡りの際にはまずは道の駅に行くのが賢明。
その「道の駅いんない」にもっとも近い場所にあるのがこの荒瀬橋です。
夜間のライトアップ時にはいっそう美しい橋になります。
宇佐市の有形文化財に指定。

松田新之助が手がける石橋は、「石橋の貴婦人」と呼ばれる5連アーチ橋の鳥居橋(大正5年/恵良川)を筆頭に、荒瀬橋(大正2年/恵良川、院内町最高の高さ18.3mを誇る)、中島橋(大正10年/院内川、国の登録有形文化財)、土岩屋橋(大正11年/恵良川)、景平橋(大正13年/院内川)、富士見橋(大正14年/恵良川)、御沓橋(大正14年/恵良川、院内町最長59m)、小稲橋(大正末期/高並川、コンクリートで補強)、水雲橋(昭和2年/恵良川、国の登録有形文化財)、長六橋(昭和7年/高並川)など11基が現存。

院内町石橋群の鳥居橋、荒瀬橋、分寺橋、御沓橋は、夜間ライトアップも実施されています。

院内町石橋群・荒瀬橋
名称 院内町石橋群・荒瀬橋/いんないまちいしばしぐん・あらせばし
所在地 大分県宇佐市院内町副・大副
関連HP 宇佐市公式観光サイト
ドライブで 宇佐別府道路安心院ICから約6km
駐車場 道の駅いんない駐車場(32台/無料)を利用
問い合わせ 宇佐市観光まちづくり課 TEL:0978-27-8171 FAX:0978-32-2324
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
道の駅いんない

道の駅いんない

大分県宇佐市院内町副を走る国道387号沿いにある道の駅が道の駅いんない。75の石橋が現存し、石橋の数、密集度日本一という院内を象徴した「石橋ステーション」なる石造アーチ橋を模したモニュメントを設置。石橋の解説や観光情報のほか、農産物直売所、

院内町石橋群・御沓橋

院内町石橋群・御沓橋

大分県宇佐市院内町御沓(みくつ)にある、大正14年築造の石造3連アーチ橋が御沓橋。院内地区は75基の石造橋が現存する日本一の石橋密集のエリアですが、院内町石橋群のなかでもこの御沓橋は、橋の長さが59mと、町内では最長を誇っています。しかも「

院内町石橋群・鳥居橋

院内町石橋群・鳥居橋

大分県宇佐市院内町を流れる恵良川に架かる5連の石造アーチ橋で、75基と日本一の石橋の数を誇る院内町石橋群のなかでも、屈指の出来と称される石橋が鳥居橋。その優美さから「石橋の貴婦人」との別名も。完成は大正5年で、「石橋王」とも呼ばれた当時最高

宇佐のマチュピチュ

宇佐のマチュピチュ

耶馬渓最南部の大分県宇佐市院内町西椎屋(にししいや)にある景勝地。円錐形をした山の峰と棚田の風景が、世界遺産であるペルー・マチュピチュの空中都市に似ていることから「宇佐のマチュピチュ」と呼ばれています。「マチュピチュの景」とも「西椎屋の景」

院内町石橋群・久地橋

院内町石橋群・久地橋

大分県宇佐市院内町斎藤にある院内町石橋群のひとつが久地橋(きゅうちばし)。恵良川支流・日岳川に架かる桁橋として、明治初期に築かれたものと推測されています。橋の長さは7.15m、幅は1.8mほどで、アーチなどはなく、谷をまたいで2本の石桁を渡

院内町石橋群・分寺橋

院内町石橋群・分寺橋

大分県宇佐市院内町を流れる恵良川に架る石橋が分寺橋。院内町石橋群のひとつに数えられる3連アーチの石橋で、大正初期に架けられたもの。担当した石工は高名繁喜で、院内町石橋群ではこの橋だけが高名繁喜が架けたものと推測されています。昭和20年、太平

院内町石橋群・両合川橋

院内町石橋群・両合川橋

大分県宇佐市院内町にある院内町石橋群のひとつが両合川橋。旧安心院町との境に近い余谷(あまりだに)地区の小平川に架る道路橋で、日本の棚田百選に選定される両合棚田に中心に位置しています。大正14年10月に石工・吉村万太郎が架橋。橋を挟んで東西に

両合棚田

両合棚田

大分県宇佐市院内町にある日本の棚田百選に選定の棚田が両合棚田。棚田の中央を流れる小平川を境に西の小平地区、東の滝貞地区が出合うという意味で、一帯が両合と呼ばれています。4haに120枚の棚田が耕作され、小平川を挟んだ両側の急斜面に棚田が広が

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

ABOUTこの記事をかいた人。

アバター画像

日本全国を駆け巡るプレスマンユニオン編集部。I did it,and you can tooを合い言葉に、皆さんの代表として取材。ユーザー代表の気持ちと、記者目線での取材成果を、記事中にたっぷりと活かしています。取材先でプレスマンユニオン取材班を見かけたら、ぜひ声をかけてください!

よく読まれている記事

こちらもどうぞ