大分県佐伯市にある「日本の道100選」に選定の「歴史と文学の道」沿いにある、国木田独歩の記念館が「城下町佐伯 国木田独歩館」。文豪・国木田独歩が、明治26年10月〜明治27年6月末までの約9ヶ月間、弟の収二とともに寄寓した坂本永年邸(さかもとながとしてい)を再生したもの。
国木田独歩が投宿した主屋2階の窓から元越山を眺める
当時の佐伯町鶴谷学館に教師として赴任した国木田独歩は、この坂本邸の主屋2階に投宿していました。
家主の坂本永年は、鶴谷学館(つるやがっかん)の館長を務めた人物で、藩政時代の坂本家は上級武士の家柄。
その邸宅は佐伯藩主・毛利家の別荘だった「お浜御殿」を移築したものという、素晴らしい環境でした。
1165平方メートルもの敷地には、主屋と土蔵があり、城山に面した裏庭は自然の地形を活かし、井戸屋形などもあったのだとか。
これを国木田独歩が滞在した当時のままに復元。
主屋の1階には明治時代の佐伯を紹介するコーナーや映像展示室、2階には鶴谷学館の資料をはじめ、独歩直筆の原稿、初版本などが展示されています。
また土蔵1階では、独歩の生い立ちなどを展示解説、太い梁が見られる土蔵の2階は、読書コーナーとなっておりくつろげるスペースになっています。
城下町佐伯 国木田独歩館 | |
名称 | 城下町佐伯 国木田独歩館/じょうかまちさいき くにきだどっぽかん |
所在地 | 大分県佐伯市城下東町9-37 |
関連HP | 佐伯市公式ホームページ |
ドライブで | 東九州自動車道佐伯ICから約5km |
駐車場 | 10台/無料、または、佐伯文化会館下市営駐車場(170台/無料)を利用 |
問い合わせ | 城下町佐伯 国木田独歩館 TEL:0972-22‐2866 |
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