奥州三名湯とは!?

奥州三名湯

飯坂温泉(福島県福島市)、秋保温泉(宮城県仙台市)、鳴子温泉(宮城県大崎市)が「奥州三名湯」。歴史ある飯坂温泉と鳴子温泉には、『奥の細道』途中の芭蕉も入浴しています。また秋保温は、順徳天皇編纂の『八雲御抄』に「名取の御湯」(なとりのみゆ)と記され、日本三御湯といわれています。

飯坂温泉|福島県

所在地:福島県福島市飯坂町
共同湯:芭蕉も入浴したと推測される鯖湖湯(さばこゆ)、波来湯(はこゆ)など9所(すべて源泉かけ流し)
泉質:単純温泉

飯坂温泉

飯坂温泉

福島県福島市飯坂町にある古湯が飯坂温泉(いいざかおんせん)。秋保温泉(あきうおんせん/宮城県仙台市)、鳴子温泉(宮城県大崎市)とともに、「奥州三名湯」にも数えられています。その歴史は古く、開湯については神話の時代まで遡るという名湯。『奥の細

飯坂温泉・鯖湖湯

飯坂温泉・鯖湖湯

福島県福島市、飯坂温泉に9ヶ所ある共同湯(共同浴場)のなかでもっとも有名なのが鯖湖湯(さばこゆ)。元禄2年5月2日(1689年6月18日)、『奥の細道』途中の松尾芭蕉、曾良が入浴したと推測されるのもこの鯖湖湯だといわれています。現在の建物は

飯坂温泉・波来湯

飯坂温泉・波来湯

福島県福島市の飯坂温泉に9ヶ所ある共同湯(共同浴場)のなかで、福島交通飯坂温泉駅に近い摺上川(すりかみがわ)沿いにあるのが波来湯(はこゆ)。鯖湖湯(さばこゆ)とともに飯坂温泉のシンボル的な存在の共同湯で、太鼓櫓を設けた和風の外観が特徴。平成

秋保温泉|宮城県

所在地:宮城県仙台市太白区秋保町
共同湯:秋保温泉共同浴場の1ヶ所のみ、宿泊施設でも外来入浴が可能
泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物泉

秋保温泉

秋保温泉

宮城県仙台市太白区秋保町にある「奥州三名湯」に数えられる温泉が秋保温泉(あきうおんせん)。共同浴場は「秋保温泉共同浴場」1ヶ所ですが、日帰り入浴可能な宿が多く、仙台に近いことから日帰りでの利用客も多いのが特徴。周辺には秋保大滝など景勝地も多

秋保温泉共同浴場

秋保温泉共同浴場

宮城県仙台市太白区秋保町にある秋保温泉(あきうおんせん)は、名取川の清流に湧き、開湯から1200年の越える歴史を誇る日本屈指の古湯。藩政時代には伊達家の湯治場も置かれていました。泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物泉で、リュウマチ、腰痛、神

鳴子温泉|宮城県

所在地:宮城県大崎市鳴子温泉
共同湯:鳴子温泉のルーツ「滝の湯」(下地獄混合源泉、温泉神社硫黄泉の混合/酸性含硫黄-ナトリウム・アルミニウム・カルシウム・鉄Ⅱ-硫酸塩泉)、昭和23年に早稲田の学生が掘削したという「早稲田桟敷湯」(ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉)の2ヶ所
泉質:鳴子温泉郷全体で、日本にある11の泉質のうち、重炭酸土類泉、放射能泉を除く9種類が湧出

鳴子温泉

鳴子温泉

宮城県大崎市にある鳴子温泉郷は374ヶ所の源泉を誇る大温泉郷。日本にある11種の温泉のうち9種類の温泉が揃い「温泉のデパート」とも呼ばれています。その中心的な温泉が鳴子温泉で、秋保温泉(宮城県仙台市)、飯坂温泉(福島県福島市)とともに「奥州

鳴子温泉・滝の湯

鳴子温泉・滝の湯

宮城県大崎市にある鳴子温泉の開湯は9世紀初めと伝えられ、滝の湯は、鳴子温泉神社の御神湯、つまりは鳴子温泉の起源といわれ共同湯。秋保温泉(宮城県仙台市)、飯坂温泉(福島県福島市)とともに「奥州三名湯」に数えられる鳴子温泉のシンボルともなってい

早稲田桟敷湯

早稲田桟敷湯

宮城県大崎市、JR陸羽東線・鳴子温泉駅近くにある共同湯が早稲田桟敷湯(わせださじきゆ)で、昭和23年に鳴子でボーリング実習をしていた早稲田大学土木工学科の学生7人が掘り当てたという温泉。50年目にあたる平成10年に早稲田大学理工学部建築学科

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