黒山三滝

黒山三滝(くろやまさんたき)は、奥武蔵・越生町を流れる越辺川(おっぺがわ)支流に落ちる天狗滝、男滝、女滝の3つの滝の総称で県立黒山自然公園のシンボル的な存在。古くから修験道の行場であったため、男滝の脇には不動明王が祀られています。黒山三滝を起点として関八州見晴台、高山不動尊を経て西吾野駅へのハイキングコースも整備。

古くから修験道の行場となった滝

越辺川支流の三滝川に落ちる上下二段の男滝、女滝と、やや下流の天狗滝の3つの総称が黒山三滝。
7月第1日曜には、『黒山三滝滝開き』が行なわれ、修験者が滝に打たれる様子を目にすることができます。

地質的にはレッドチャートの露頭に滝が懸かっており、地質学的にも注目の場所のひとつ。

春の新緑、夏の避暑、秋の紅葉(紅葉の見頃は例年11月上旬~11月下旬)と行楽客の姿が絶えない地で、夫婦円満のパワースポットとしても注目されています。
江戸吉原遊廓の副名主だった尾張屋三平は越生の出身。
男滝・女滝を男女和合の神と見立てて江戸に紹介し吉原の信仰を集めました。

また、映画『水の声を聞く』(平成26年/監督:山本政志、主演:玄里)のロケ地で、新興宗教の組織「神の水」で巫女としてのアルバイトを始めたミンジョン(玄里)が、黒山三滝にある済州島系のシャーマニズムの道場に修行に訪れるという設定。

黒山バス停(ドライブの場合は町営駐車場)から徒歩20分で黒山三滝。

黒山三滝・関八州見晴台・高山不動尊ハイキングコース

黒山バス停(川越観光自動車が東武越生線・越生駅から路線バスを運行/所要31分)から西武秩父線・西吾野駅へのハイキングコースは所要3時間20分ほど。

黒山バス停〜(徒歩20分)〜黒山三滝〜(徒歩1時間10分)〜花立松ノ峠〜(徒歩15分)〜七曲峠〜(徒歩15分)〜関八州見晴台〜(徒歩10分)〜高山不動尊〜(徒歩1時間10分)〜西武秩父線・西吾野駅

黒山三滝
名称黒山三滝/くろやまさんたき
所在地埼玉県入間郡越生町黒山地内
関連HP越生町公式ホームページ
電車・バスでJR・東武越生線越生駅から川越観光自動車バス黒山行きで31分、終点下車、徒歩20分
ドライブで関越自動車道鶴ヶ島ICから約20km
駐車場町営黒山三滝駐車場(20台/無料)
問い合わせ越生町産業観光課 TEL:049-292-3121
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
黒山三滝滝開き

黒山三滝滝開き|越生町

毎年7月第1日曜10:30~12:00、埼玉県越生町で『黒山三滝滝開き』が行なわれます。黒山三滝は、男滝(おだき・落差11m)、女滝(めだき・5m)、天狗滝(てんぐだき・14m)の3つの滝の総称。日本観光百選にも選ばれた景勝地で、春の新緑、

関八州見晴台

関八州見晴台は標高771m、顔振峠と刈場坂峠のほぼ中間地点に位置する展望台で高山不動尊のルーツでもある奥の院が鎮座しています。その名の通りの絶景で、武蔵、相模、上総(かずさ)、下総(しもうさ)、安房(あわ)、上野(こうづけ)、下野(しもつけ

高山不動尊

武蔵の高幡不動、下総の成田不動と並んで「関東三大不動」のひとつに数えられる奥武蔵の名刹が高山不動尊(たかやまふどうそん)。創建は654(白雉5)年という古刹で、正式名は高貴山常楽院。往時は36坊を持つ修験道場として隆盛を極めていました。標高

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