雷電廿六木橋

雷電廿六木大橋

埼玉県秩父市の国道140号(彩甲斐街道)、埼玉県道210号にあるループ橋が雷電廿六木橋(らいでんとどろきばし)。滝沢ダム建設に伴って付け替え工事の際、ダム上下流の高低差120mを克服するために架橋された橋です。廿六木(とどろき)はダム建設・道路付け替えに際して移転となった集落名です。土木学会田中賞を受賞。

平成10年に完成した美しいループ橋

構造的には、大滝大橋(おおたきおおはし/全長345m)、廿六木大橋(とどろきおおはし/全長270m)という2つの橋が連続するかたち。
全体で1つのループに見えるデザインになっているのです。
中間部に展望スペース「廿六木望郷広場」(駐車場)、ループ最上部に展望台が設置され、ループ全体と滝沢ダムを眺望します。

土木学会田中賞、土木学会デザイン賞(最優秀賞)、グッドデザイン賞など数々の賞を受賞。

雷電廿六木橋
名称 雷電廿六木橋/らいでんとどろきばし
所在地 埼玉県秩父市大滝廿六木地先・廿六木向地先
ドライブで 関越自動車道花園ICから約50km
駐車場 廿六木望郷広場駐車場を利用
問い合わせ 埼玉県土整備部 県土整備政策課 TEL:048-830-5255
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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