幸魂大橋

幸魂大橋

埼玉県戸田市美女木と和光市新倉の間を流れる荒川・新河岸川、彩湖(荒川第一調節池)をまたぐ道路橋が、幸魂大橋(さきたまおおはし)。国道298号の斜張橋(橋長1485.9m、平成4年供用開始)で、彩湖から眺めるとその美しさが際立ちます。「関東地域の橋百選」にも選出。

埼玉県を代表するシンボル的な斜張橋

幸魂大橋

西の和光市側から新河岸川、荒川、彩湖(荒川第一調節池)と渡る長大な斜張橋で、厳密には橋の真ん中に東京外環自動車道の幸魂橋があり、幸魂橋を挟む形で幸魂大橋がありますが、一体的に幸魂大橋と呼ばれることがあります。
国道298号と東京外環自動車道をあわせれば、総幅員55.4mで、外側の国道298号には幅員3.5mの歩道が設けられ、歩いて彩湖を渡ることができます。

東京外環自動車道は橋の戸田市側のたもとが戸田西IC(戸田西料金所)、和光市側が和光北IC(和光北料金所)です。
橋の上流、戸田市側には彩湖・道満グリーンパークが広がっています。

幸魂大橋

幸魂(さきたま)とは埼玉のこと!?

幸魂(さきたま)は、幸御魂(さきみたま)のことで、人に幸福を与える神の霊魂。
古代、神の霊魂は、「和御魂」(にぎみたま=柔和・情熱などの徳を備えた神霊)と「荒御魂」(あらみたま=荒く猛き神霊)とに大別され、「和御魂」はさらに「和魂」(にきみたま)、「幸御魂」(さきみたま)に、「荒御魂」(あらみたま)も「荒魂」(あらみたま)と「奇魂」(くしみたま)に細分されると考えられていました。

幸御魂は、人に幸福を与える霊魂で、埼玉県の県名はこの幸魂で、幸魂の「魂」は、「玉」の意味でもありことから、埼玉県章は、勾玉(まがたま)を円形に配置したデザインになっているのです。
つまりは埼玉県のルーツの名、幸魂を冠した橋なので、埼玉県のシンボルブリッジということに。

幸魂大橋
幸魂大橋
名称 幸魂大橋/さきたまおおはし
所在地 埼玉県戸田市美女木〜和光市新倉
関連HP 和光市公式ホームページ
ドライブで 東京外環自動車道戸田西IC、和光北ICからすぐ
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