2024年9月3日(火)~9月4日(水)、新潟県村上市で『瀬波大祭』が開催。西奈彌神社(せなみじんじゃ)の例大祭。北前船の寄港地、村上藩の玄関として栄えた瀬波の繁栄を背景にした歴史的な祭礼で、9月3日が宵祭で神輿と屋台(おしゃぎり)の町内巡行、9月4日が本祭で本巡行。露店が出店するのも9月4日です。
「おしゃぎり」と呼ばれる屋台が巡行
西奈彌羽黒神社の例大祭『村上大祭』(毎年7月6日〜7月7日)、石船神社の例大祭『岩船大祭』(毎年10月18日〜10月19日)と並ぶ村上市の三大祭りのひとつ。
『瀬波大祭』は、漁師の町の独特の祭礼となっています。
村上市の人は、「夏越様(なつこしさま)と村上祭りが済めば、盆となる。盆が終われば、じき瀬波祭り。瀬波が終わって岩船祭りが終われば、あとは正月」と、夏越(6月30日)以降、正月までの3つの祭礼を大切に暮らしていました。
氣比神宮(福井県敦賀市)の祭神、氣比大神が渡海し、瀬波の地に上陸したという伝承にちなみ、氣比神宮と同じ9月4日が祭礼(以前は旧暦8月4日)。
9月神霊が神輿に移されると祭りの始まりを告げる先太鼓を先達に渡御行列が始まり、これに堆朱、堆黒でつくられた「おしゃぎり」と呼ばれる5台の屋台が続き、その後、盆唄とともに町内を練り歩きます。
浜町の屋台には、神社の祭神である気比大神が敦賀の氣比神宮から海路、瀬波の地に上陸したことに由来して、気比丸(お船様)がのせられています。
中町が恵比寿、上町が大黒天、新田町が御神酒、学校町が菅原道真といった具合。
最も歴史ある上町の屋台の道具を収納する箱書きには、享保4年(1719年)の年号が記されています。
9月3日は、宵祭りで昼過ぎから「おしゃぎり」が町内を巡行(屋台曳き回し)。
9月4日は午前中に神輿渡御。
「おしゃぎり」は、6:00に各町内を出発。
夜の部は18:00に各町内を出発。。
ちなみに瀬波という地名は、気比大神が上陸する際に背中を押す風が吹いたことから「よき背の波かな」ということに由来するのだとか。
駐車場台数が少ないため公共交通機関(タクシーなど)の利用を。
瀬波大祭 木遣り唄
ホーランエー めでたいものは ヤァーエー
(やっと越せー ヨーイヤナー)
めでたいものは 瀬波祭りの宝の車だ ヨーイトナー
(ホーランリンヨイ アリャアリャドコイショ ヨーオイトーコ ヨーオイトーナー)
どんと、どんと、と鳴瀬はどこだ ヤァーエー 鳴るは瀬波のお多伎さまだ
ヨーオイーナー
めでたいものは ヤァーエー めでたいものは 里芋の種孫子栄えて末繁盛
ヨーオイトーナー
この坂上れば ヤァーエー この坂上ればお神酒があがる
ホラー 若い衆頼んだ ドトコードートコセー イャー
『瀬波大祭』|村上市|2024 | |
開催日時 | 2024年9月3日(火)~9月4日(水)、毎年9月3日~9月4日 |
所在地 | 新潟県村上市瀬波浜町4-16 |
場所 | 西奈彌神社 |
関連HP | 村上市観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | JR村上駅からタクシーで7分 |
ドライブで | 日本海東北自動車道村上瀬波温泉ICから約4.5km |
駐車場 | 周辺の有料駐車場を利用 |
問い合わせ | 村上市観光協会 TEL:0254-53-2258/FAX:0254-50-7234 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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