比叡山延暦寺・文殊楼

ユネスコ世界文化遺産に登録された比叡山延暦寺。その東塔(とうどう)エリアにある文殊楼は、868(貞観8)年、円仁(慈覚大師)が「常坐三昧」の修行(もっぱら坐禅を行う修行法で禅宗へと発展)を行なう道場として、唐留学時代に修行した五台山(文殊菩薩の聖地)の文殊菩薩堂に倣って創建したのが始まり。

根本中堂とは本堂と山門の関係

1642(寛永19)年、天海僧正の教えもあって、徳川家光により重層和唐様式に再建されたものの、1668(寛文8)年の火事で焼失。
その後の再建ですが、国の重要文化財に指定されています。
2階には文殊菩薩が祀られ、受験生の合格祈願に人気。

高い石段を隔て根本中堂の東側に位置し、延暦寺の山門(根本中堂の正門)ともなっています。

現在は、比叡山坂本ケーブルでケーブル延暦寺駅まで上ったり、奥比叡ドライブウェイを使えば東塔駐車場(延暦寺バスセンター)で手軽に比叡山の核心部まで入山できますが、往時の徒歩で登拝の場合には、本坂を登ると、まずこの門をくぐって東塔入りとなりました。

本坂は、坂本(本坂の元で坂本)から東塔への表参道で、比叡山焼き打ちでは織田信長軍の兵も駆け登った坂道です。

比叡山延暦寺・文殊楼
名称比叡山延暦寺・文殊楼/ひえいざんえんりゃくじ・もんじゅろう
所在地滋賀県大津市坂本本町4220
関連HP比叡山延暦寺公式ホームページ
電車・バスでJR比叡山坂本駅、または京阪石山坂本線坂本駅から比叡山坂本ケーブルで11分、延暦寺駅下車
ドライブで名神高速道路京都東ICから約17km
駐車場延暦寺東塔駐車場(270台/無料)
問い合わせ比叡山延暦寺 TEL:077-578-0001/FAX:077-578-0678
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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