日吉大社

日吉大社

滋賀県大津市坂本にある日吉大社(ひよしたいしゃ)は、神仏習合時代から山王権現と呼ばれ、神代の昔から比叡山に鎮座する地主神(じぬしがみ)として、全国3800社余りある日吉神社、日枝神社、山王神社の総本宮。現存する社殿の大部分が室町時代後期から江戸時代初期の建立で、東西本宮の本殿は国宝です。

東西の本宮は国宝、多くの摂社は重要文化財に指定

祭神は西本宮が大己貴神(おおなむちのかみ)、東本宮が大山咋神(おおやまくいのかみ)。
『古事記』にには大己貴神が「近淡海国の日枝の山(比叡山のこと)に坐し」と記されています。
大山咋神は、天智天皇7年(668年)、大津京鎮護のために大神神社(おおみわじんじゃ/現・奈良県桜井市)から勧請されたもの。

平安京遷都の際に、平安京の表鬼門に位置することから、鬼門除け・災難除けの機能を担うことになりました。
さらに、最澄が比叡山に延暦寺を創建するにあたっては、比叡山の地主神であることから、延暦寺、そして天台宗の守護神となり、唐の天台宗の本山である天台山国清寺で祀られていた山王元弼真君にならって山王権現と呼ばれるように。
神仏習合時代には、山岳信仰、神道、天台宗が融合した山王神道(さんのうしんとう=山王権現は釈迦の垂迹)が説かれましたが、明治維新の神仏分離で大山咋神(東本宮)とされました。

境内は、豊かな緑に囲まれ、春は桜の名所、秋は紅葉の名所としても有名。

天正14年(1586年)築の西本宮本殿、そして文禄4年(1595年)築の東本宮本殿はともに「日吉造」で国宝。
石橋「日吉三橋」(大宮橋、走井橋、二宮橋)や東西本宮の拝殿、東西本宮の楼門、摂社宇佐宮本殿・拝殿、摂社樹下神社(じゅげじんじゃ)本殿・拝殿、摂社白山姫神社本殿・拝殿、末社東照宮本殿・石の間・拝殿、唐門、透塀などは国の重要文化財に指定されています。

4月12日〜4月14日には、『大津祭』、『船幸祭』(建部大社例祭)と並んで湖国三大祭に数えられる『山王祭』が行なわれます。

授与品の神猿(まさる)さんは、「魔去る」、「勝る」という縁起物で、魔除け、必勝にご利益大とか。

日吉大社は、日本遺産「琵琶湖とその水辺景観-祈りと暮らしの水遺産」の構成資産にもなっています。

日吉大社
名称日吉大社/ひよしたいしゃ
所在地滋賀県大津市坂本5-1-1
関連HP日吉大社公式ホームページ
電車・バスでJR湖西線比叡山坂本駅から徒歩20分。または京阪石山坂本線坂本駅から徒歩10分
ドライブで湖西道路下坂本ICから約2.5km
駐車場50台/無料
問い合わせ日吉大社 TEL:077-578-0009/FAX:077-578-0134
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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