竹生島

竹生島

竹生島(ちくぶしま)は、「琵琶湖八景」のひとつ「深緑・竹生島の沈影」で知られる琵琶湖の北部に浮かぶ周囲2kmの小島。「琵琶湖八景」で深緑というのは、島が針葉樹に包まれているから。島の名は「神の斎(いつ)く島」に由来し、神の棲む島として古来から崇められてきました。

琵琶湖北部に浮かぶ小島はパワースポットとして有名

琵琶湖では沖島に次いで大きい島が竹生島。
島全体が花崗岩で、湖岸は切り立つ崖、島内は針葉樹の森になっています。

島の南側の港がある部分には西国三十三所第30番札所の宝厳寺(ほうごんじ)や、都久夫須麻神社(竹生島神社)があり、島全体が国の名勝、国の史跡に指定されています。
明治初年の神仏分離まで、観音信仰と、弁才天信仰の神仏習合の島になっていました。

弁財天は、厳島神社(宮島/広島県)、江島神社(江の島/神奈川県)と並び、日本三大弁天に数えられています。

長浜市の沖合い6kmにあり、長浜港と今津港から、琵琶湖汽船の定期観光船が就航。
今津港からは所要25分、長浜港から所要30分。
今津港発→竹生島→長浜港着、あるいは長浜港発→竹生島→今津港着という琵琶湖横断も可能です。
乗船はホームページでの予約も可能。

彦根港からは近江鉄道グループのオーミマリンの観光船(一部の便は赤備え船「直政」で運航)で、40分。
マキノ(奥琵琶マキノグランドパークホテル桟橋)からの便も冬季を除く土・日曜、祝日に運航(平日は予約で5名以上で運航)。
オーミマリンは、西武プリンスクラブのカードの提示で乗船料が2割引になる特典も。

湖底遺跡(葛籠尾崎湖底遺跡)

竹生島と2km北側の葛籠尾崎(つづらおざき)との間には縄文時代から平安時代後期にかけての土器などが出土する湖底遺跡(葛籠尾崎湖底遺跡)が発見されており、縄文時代早期・前期・中期・後期・晩期、弥生時代中期・後期、古墳時代、奈良時代、平安時代の各期の土器が発見されています。
出土品は湖北町の尾上公民館に保管されているほか、滋賀県立琵琶湖博物館でも展示解説されています。

竹生島
名称竹生島/ちくぶしま
所在地滋賀県長浜市早崎町竹生島
関連HP琵琶湖汽船公式ホームページ
オーミマリン公式ホームページ
電車・バスで長浜港から琵琶湖汽船で30分、今津港から琵琶湖汽船で25分、彦根港からオーミマリンで45分
ドライブで北陸自動車道路長浜ICから約5kmで長浜港。名神高速道路京都東ICから約54kmで今津港、彦根ICから約4.5kmで彦根港
駐車場長浜港公共駐車場(30台/無料)、今津港琵琶湖汽船専用駐車場(40台/無料)、彦根港(50台/無料)
問い合わせ琵琶湖汽船 TEL:077-524-5000
オーミマリン TEL:0749-22-0619
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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竹生島港(琵琶湖汽船・オーミマリン)

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