滋賀県近江八幡市にある八幡瓦と近江八幡の歴史をテーマにした博物館が、かわらミュージアム。地元で産する粘土を使い、地元の工房で生産する瓦を在地瓦と呼んでいますが、近江八幡に伝わる八幡瓦もその代表格。舟運に使われた八幡堀に面して建つ、モノトーンの外観が印象的です。
近江八幡の歴史と八幡瓦を学ぶ
文録元年(1592年)、羽柴秀次(はしばひでつぐ=秀吉の甥、豊臣政権の第2代関白、嫡子・秀頼の誕生で、高野山に蟄居・切腹)が八幡山城を築き、安土から城下を移したとき本願寺(現・本願寺八幡別院)も安土から移築されていますが、元禄16年(1703年)、その本願寺の屋根葺き工事に屋根瓦が大量に焼成されたのが八幡瓦の始まり。
近江商人の商家にも欠かせない瓦を製造する工房は、舟運が利用できる八幡堀沿いに建ち並んでいました。
滋賀県伝統的工芸品となっている「はちまん瓦」の歴史をメインに、瓦の種類、瓦の作り方、日本各地の瓦や世界の瓦を紹介するのが平成7年に開館した「かわらミュージアム」。
八幡山城麓の羽柴秀次居館跡(豊臣秀次居館跡)から出土した金箔瓦や軒丸瓦も展示されているので、注目を。
かわらミュージアム | |
名称 | かわらミュージアム/かわらみゅーじあむ |
所在地 | 滋賀県近江八幡市多賀町738-2 |
関連HP | 近江八幡市公式ホームページ |
電車・バスで | JR琵琶湖線近江八幡駅からバスで7分、大杉町下車 |
ドライブで | 名神高速道路八日市ICから約14.8km |
駐車場 | 市営多賀駐車場(57台/有料)など周辺の有料駐車場を利用 |
問い合わせ | かわらミュージアム TEL:0748-33-8567/FAX::0748-33-8722 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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