網走市立郷土博物館

アイヌの人々が交易や祭祀、談判(チャランケ)をおこなった場所である桂ヶ岡砦(チャシ)跡のある桂ヶ岡公園に建つ博物館で、趣ある建物はアメリカの建築家F・ライトに師事し、関東大震災を機に北海道にやってきた建築家・田上義也の設計。昭和11年に「北見教育委員会網走博物館」として開館した北海道で最も歴史の古い博物館のひとつです。

素敵な建物を見るだけでも価値がある

博物館の初代館長は、モヨロ貝塚を発見し、オホーツク文化の存在を世に知らせた米村喜男衛(よねむらきおえ)。

モヨロ貝塚を発見した米村喜男衛が資料の散逸を防ぐために、昭和11年、北見教育会網走博物館として開館したのが始まり。
昭和41年開館の「モヨロ貝塚館」は分館です。

館内ではモヨロ貝塚から発掘された出土品、文化年間に網走に藤野四郎兵衛が漁場が開いて以来の和人による近世・近代の歴史資料などを展示。

桂ヶ岡砦跡(かつらがおかちゃしあと)は、二重の壕が巡らされた近世アイヌのチャシ(砦)の遺構で、国の史跡。
アイヌは「チヤランケチヤシ」と呼んでいたとか。

網走市立郷土博物館
名称 網走市立郷土博物館/あばしりしりつきょうどはくぶつかん
所在地 北海道網走市桂町1-1-3
関連HP 網走観光協会公式ホームページ
電車・バスで JR網走駅から徒歩20分
ドライブで 女満別空港から約21km
駐車場 5台/無料
問い合わせ 網走市立郷土博物館 TEL:0152-43-3090/FAX:0152-61-3020
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

モヨロ貝塚館

2017年5月22日

 

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