波戸岬

波戸岬

佐賀県唐津市鎮西町、東松浦半島の先端に位置する岬が、波戸岬(はどみさき)。玄武岩の台地が芝に覆われた岬一と周辺の海が玄海国定公園、玄海海中公園(玄海海域公園)に指定され、夏には波戸岬海水浴場や波戸岬キャンプ場、玄海海中展望塔、離れ棟が人気の国民宿舎波戸岬などを利用する多くの人でにぎわいをみせます。

沈む夕日の美しさはまさに絶景

白亜の波戸岬灯台(はどのみさきとうだい/昭和24年3月初点灯)、石垣に囲まれた岬神社、トリムコースなどが点在、岬と松林をめぐる遊歩道も整備されています。

岬先端には海中を観察できる玄海海中展望塔が建っていますが、沖にある展望塔には、86mの長い桟橋を渡って入るというもの。
塔は高さ20m、直径10mほどで、海上デッキからの景色は玄海灘の島々が一望のもと。
玄海灘に沈む夕日が美しいビューポイントとしても名高く、「ハート岬」という語呂合わせもあって、「恋人の聖地」にも認定されています。
駐車場には名物のざざえのつぼ焼き売店も出店(波の荒い玄海灘で育ったサザエには立派なツノがあります)。

佐竹義宣の家臣・大和田重清が残した日記に、文禄2年(1593年)、波戸大天狗岳付近で「唐人見物二参」「花火多数サセラシ」と記され、日本初の花火が打ち上げられた地ともいわれています(天正17年・1589年7月、伊達正宗が米沢城で唐人による花火を観賞したのが最初という説も)。
そんな歴史を背景に、8月最終土曜日には『波戸岬花火大会』も開催。

国民宿舎波戸岬は、日帰り入浴、外来でのレストラン利用(昼食、夕食)ができるほか、離れ棟5棟、和洋室はファミリーに人気です。

波戸岬の付け根には豊臣秀吉の朝鮮出兵の拠点となった名護屋城跡があるので、時間が許せばあわせて見学を。

画像協力/(一社)唐津観光協会

波戸岬空撮PHOTO MAP
波戸岬空撮PHOTO MAP
波戸岬
名称 波戸岬/はどみさき
所在地 佐賀県唐津市鎮西町波戸1628-1地先
関連HP 唐津観光協会公式ホームページ
電車・バスで JR唐津駅大手口バスセンターから昭和バス波戸岬行きで1時間、終点下車、徒歩5分
ドライブで 西九州自動車道前原東ICから約48km。または、厳木多久道路牧瀬ICから約42.7m
駐車場 235台/無料(土・日曜、祝日と夏休み期間中は有料の場合あり)
問い合わせ 唐津観光協会 TEL:0955-74-3355
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
玄海海中展望塔

玄海海中展望塔

佐賀県唐津市鎮西町、東松浦半島の最先端、波戸岬の周辺海域は昭和45年に指定された日本で最初の海中公園「玄海海中公園」(現・玄海海域公園)。そんな波戸岬にあり、海中の様子を観察できるのが玄海海中展望塔。高さ20mの位置に設置された86mの桟橋

波戸岬海水浴場

波戸岬海水浴場

佐賀県唐津市鎮西町、東松浦半島の先端に位置する岬が、波戸岬(はどみさき)にあるビーチが波戸岬海水浴場。汀線(浜の長さ)140mという小さなビーチですが、波戸海岸として「日本の渚百選」にも選定されています。また夕日の名所としても知られています

立神岩(湊の立神岩)

立神岩(湊の立神岩)

唐津から呼子、七ツ釜、波戸岬に向かう途中、佐賀県唐津市湊町、東松浦半島の北東にそそり立つ2本の巨岩が立神岩。玄海国定公園に指定されたリアス式海岸のハイライトで、玄海灘の荒波により浸食された周囲6m、高さ30mにもおよぶ巨大な玄武岩の岩柱は必

 

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