静岡県浜松市、湖西市にまたがる国内第10位の巨大な湖が浜名湖。湖面面積は64.92平方キロ、周囲114kmの湖で、もともとは入江だったものが砂州により遠州灘と隔てられた海跡湖です。明応7年8月25日(1498年9月11日)、明応地震(めいおうじしん)による大津波で、砂州が決壊し汽水湖になっています。
湖北部には舘山寺温泉が
浜名湖には細江湖(引佐細江)、猪鼻湖(いのはなこ)、松見ヶ浦(まつみがうら)、庄内湖(しょうないこ)と4つの枝湾があり、汽水湖としての湖の周囲長は日本一です(湖全体でも第3位)。
古代から東海道の要衝に位置し、静岡県の西部が遠江(とおとうみ=遠州)と呼ばれるのは、古代、遠津淡海(とおつあわうみ、遠淡海)と呼ばれたから。
琵琶湖は、近淡海(ちかつあはうみ)と呼ばれたことから近江(おうみ)、浜名湖が遠江という関係で、都に近い淡水の海、都(大和国=奈良県)に遠い淡水の海という地理的な要因から生まれた地名というわけです。
室町時代の明応地震で決壊した場所は、今切(いまぎれ)と呼ばれ、以降は渡し船(今切の渡し)で往来するようになりました。
現在は、東海道本線、東海道新幹線、国道1号(浜名バイパス)が通っています。
湖口近くの弁天島に弁天島温泉、北部の舘山寺に舘山寺温泉があり、リゾートホテルが建ち並んでいます。
湖畔の西区雄踏町には雄踏温泉があり、グランドメルキュール浜名湖リゾート&スパが営業しています。
湖の北岸には今切りの渡しを避ける女性が使った姫街道が通り、気賀に宿場が置かれていました。
北岸は三ヶ日みかんの山地で、山の斜面はみかん畑で冬場も緑が保たれています(一見、冬も温暖な感じですが、実は遠州名物の空っ風が吹きます)。
湖の北部には現在は東名高速道路が走り、三ヶ日IC、舘山寺スマートICが利用できます。
さらに湖の西岸から北岸へは天竜浜名湖鉄道も走っています。
湖上遊覧の浜名湖遊覧船は、フラワーパーク港、舘山寺港から出航。
浜名湖 | |
名称 | 浜名湖/はまなこ |
所在地 | 静岡県浜松市・湖西市 |
関連HP | 浜松・浜名湖ツーリズムビューロー公式ホームページ |
ドライブで | 東名高速道路舘山寺スマートIC、三ヶ日ICなど利用 |
問い合わせ | 浜松・浜名湖ツーリズムビューロー TEL:053-458-0191/FAX:053-458-0013 |
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