四国八十八ヶ所 徳島県の霊場〜発心の道場〜
四国八十八ヶ所を順打ちに1番から始めると、阿波国(あわのくに)つまりは、徳島県が発心の道場。発心(ほっしん)とは、菩提心を起こすこと。遍路に旅立つ決意をして、空海(弘法大師)と「同行二人」での遍路が始まるぼがこの徳島県な…
四国八十八ヶ所を順打ちに1番から始めると、阿波国(あわのくに)つまりは、徳島県が発心の道場。発心(ほっしん)とは、菩提心を起こすこと。遍路に旅立つ決意をして、空海(弘法大師)と「同行二人」での遍路が始まるぼがこの徳島県な…
徳島県鳴門市にある霊山寺は、室町時代には、大寺院として栄えた古刹で、四国八十八ヶ所霊場第1番札所。つまりは「発願の寺」。奈良時代の天平年間、聖武天皇の勅願により行基菩薩が開山。空海がここで21日間修行をした際に、四国八十…
徳島県鳴門市にある極楽寺は、四国八十八ヶ所霊場第2番札所で、行基の開基と伝えられる高野山真言宗の古刹。札所1番の霊山寺から徒歩で20分ほどの位置という近さです。寺伝では、弘仁6年(815年)、空海がこの地を訪れ、37日間…
徳島県板野町にある金泉寺は、四国八十八ヶ所霊場第3番札所で2番の極楽寺から徒歩40分ほどの位置にあります。奈良時代に聖武天皇の勅願で行基が開基したと伝えられる古刹で、当初は金光明寺と号していましたが、日照りに悩むとある日…
徳島県板野町にある大日寺は、四国八十八ヶ所霊場第4番札所。八十八ヶ所には第4番、第13番、第28番と大日寺が3ヶ寺ありますがそのうちの一寺がここ。板野町の山中、人里を離れた渓流に臨む閑静な地に建っています。弘仁6年(81…
徳島県板野町にある地蔵寺は、嵯峨天皇の勅願で空海の創建と伝わる真言宗御室派の古刹。四国八十八ヶ所霊場第5番札所で、4番の大日寺からは徒歩20分。板野町の羅漢地区に建っていますが、羅漢という地名も昔からこの寺が「羅漢さん」…
徳島県阿波市にある十楽寺(じゅうらくじ)は、四国八十八ヶ所霊場第7番札所で6番の安楽寺からは徒歩18分。現在の寺地からは3kmほど離れた十楽寺谷の堂ヶ原に空海(弘法大師)が開基し、人間の持つ八苦(生・老・病・死・愛別離・…
徳島県阿波市にある熊谷寺(くまたにじ)は、四国八十八ヶ所霊場第8番札所で7番の十楽寺からは徒歩1時間10分。弘仁6年(815年)、空海(弘法大師)の開基と伝えられ、閼伽ヶ谷(あかがたに)で修行の際に、紀州の熊野権現から一…
徳島県阿波市にある法輪寺は、四国八十八ヶ所霊場第9番札所で8番の熊谷寺から徒歩40分。弘仁6年(815年)、空海(弘法大師)の開基と伝えられる高野山真言宗の寺。もとは西1kmの法池ヶ溪で、空海が仏の使いである白蛇に出会っ…
徳島県阿波市、切幡山の中腹、標高155mに建つ切幡寺は、四国八十八ヶ所霊場第10番札所で9番の法輪寺からは徒歩1時間。仁王門から330段の石段を上ったところに本堂があります。空海(弘法大師)の開基と伝えられる高野山真言宗…
徳島県吉野川市にある藤井寺は、四国八十八ヶ所霊場第11番札所で10番の切幡寺から徒歩2時間30分。弘仁6年(815年)、空海(弘法大師)の開基と伝えられる臨済宗妙心寺派の古刹。空海が薬師如来を刻んで本尊とし、堂塔の前に五…
徳島県神山町にある焼山寺(しょうさんじ)は、四国八十八ヶ所霊場第12番札所で、焼山寺山の険しい山中にあり「遍路ころがし」と呼ばれる6ヶ所ある難所の一つでしたが、現在は山上まで自動車道が開通しています。杉木立に囲まれた山門…
徳島市一宮町にある大日寺は、四国八十八ヶ所霊場第13番札所で真言宗大覚寺派の古刹。弘仁6年(815年)、空海(弘法大師)がこの地(境内の北側に位置する大師の森)に巡錫し、護摩修法をしているとき大日如来からこの霊地に一宇を…
雲辺寺(うんぺんじ)は、四国八十八ヶ所霊場第66番札所で本尊は千手観世音菩薩。正式名は巨鼇山千手院雲辺寺といい、真言宗御室派の寺。65番の三角寺から徒歩7時間。標高927mの雲辺寺山の山頂にあり、四国霊場の最高所で別名「…
四国八十八ヶ所霊場第68番札所・神恵院(じんねいん)と第69番札所・観音寺は、琴弾山中腹の同じ境内にあり、琴弾八幡宮の別当・神宮寺として日証上人が創建。もともとの第68番札所は神宮寺(琴弾八幡宮)で、現在の神恵院の本堂は…
四国霊場第84番の札所が屋島寺(やしまじ)。天平勝宝6年(754年)、鑑真和上(がんじんわじょう)が朝廷に招かれ奈良に向かう途中(2月4日に平城京に到着)、屋島北嶺に創建し、後に空海が南嶺に移したと伝えられている古刹。鎌…
徳島県阿南市にある八十八ヶ所霊場第21番札所が太龍寺(たいりゅうじ)。20番の鶴林寺からは徒歩3時間。「一に焼山(焼山寺)、二にお鶴(鶴林寺)、三に太龍(太龍寺)」といわれる阿波の三難所の一つで、標高600.1mの太竜寺…
松山市浄瑠璃町にある真言宗醍醐派の古刹が八坂寺(四国八十八ヶ所霊場第47番札所)。修験道の祖・役小角(えんのおづぬ=役行者)により開かれ、701(大宝元)年、文武天皇の勅願により伊予の国司、越智玉興が創建したと伝わります…