石神井公園

昭和34年、練馬区石神井町に開園した大部分を池が占める東西に細長い都立公園が石神井公園。湧水池の三宝寺池、石神井池の二つの池を中心とした公園で、武蔵野の自然が残されています。池の辺には湿生植物が茂り、鳥が多く集まるので、野鳥観察にもおすすめの場所です。桜、紅葉の名所でもあり、紅葉の見頃は11月下旬頃。

三宝寺池は、武蔵野三大湧水池

とくに公園西側にある武蔵野三大湧水池(石神井公園・三宝寺池、善福寺公園・善福寺池、井の頭公園・井の頭池)のひとつ、三宝寺池周辺には野鳥誘致林があり、池畔には木道も整備。
シジュウカラ、カワセミ、セキレイ、カモ、ダイサギなど、野鳥の種類や数も多いので、望遠機能のあるカメラや双眼鏡は必携です。
石神井池は、三宝寺池から水路が引かれて田んぼが造られていましたが、昭和8年に水路をせき止めて池となりました。

三宝寺池の浮島には、氷河期からの生き残りである寒冷地の水生植物、ミツガシワ、カキツバタ、コウホネなどが植生。
これらは沼沢植物群落として、国の天然記念物(三宝寺池沼沢植物群落)に指定されており、サギが羽を休ませる姿も見受けられます。

三宝寺池横の水辺観察園は、大正9年に日本初の100mプールが築かれた場所。
平成元年に水辺観察園として開設され、往時の三宝寺池の風景を復元しています。

「三宝寺池の鳥と水と樹々の音」は、環境庁選定の「残したい日本の音風景100選」に選定されています。

石神井池ではボート遊びも楽しめます

公園東側に広がる石神井池には、マガモなどの水鳥はいますが、こちらはボートなどで水辺を楽しむレジャーエリア。
ボートは、木曜(祝日の場合は翌日)休みで、12月~2月は土・日曜、祝日のみ営業。
ボート乗り場横の「パークス石神井店」(祝日を除く木曜休)では食事、喫茶も可能です。

3月下旬から4月上旬に約170本のソメイヨシノ、4月中旬には約70本のヤマザクラが咲く桜の名所にもなっています。

園内にはほかに、野球場やテニスコート、アスレチック広場なども設けられ、週末には多くの人で賑わいをみせます。

三宝寺池の南側台地には、中世の平城、石神井城跡があります。
室町時代に石神井郷を領有した豊島氏の居城跡で、1477(文明9)年、太田道灌との戦いで落城しています。
通常は文化財保護のため、見学することができません。

アニメ映画『ずっと前から好きでした。〜告白実行委員会〜』(平成28年公開)は、石神井公園周辺が舞台。

氷河期の名残!? 「50m崖線」と三宝寺池
三宝寺池は、武蔵野台地の末端、標高50mの部分の海食崖「50m崖線」のすぐ下に位置しています。
この「50m崖線」は、氷河期と氷河期の間の間氷期に、氷が溶けてこのあたりまで海となった海進でできた海食崖です。
武蔵野礫層と呼ばれる砂利の層が地表に露出し、そこから水が湧き出しています。
三宝寺池でも、厳島神社横で水がボコボコと湧くのを昭和30年代まで観察できましたが、今では枯渇しています。
現在では深井戸で地下水をくみあげて給水しています。

 

石神井公園 DATA

名称 石神井公園/しゃくじいこうえん
所在地 東京都練馬区石神井台1-26-1
関連HP 東京都公園協会公式ホームページ
電車・バスで 西武池袋線線石神井公園駅から徒歩7分
ドライブで 関越自動車道練馬ICから約3.5km
駐車場 70台/有料
問い合わせ 石神井公園サービスセンターTEL:03-3996-3950
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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