サントリー美術館

サントリー美術館

東京都港区赤坂9丁目、六本木、東京ミッドタウンにある美術館が、サントリー美術館。国宝、重要文化財を含む約3000件を所蔵し、日本美術を中心とした企画展を開催。前身は昭和36年に東京・丸の内に開館したサントリー美術館で、赤坂見附に移転後、東京ミッドタウンに開館しています。

隈研吾設計の美術館は、「都市の居間」を演出

サントリー美術館
茶室「玄鳥庵」

サントリー美術館は「生活の中の美」を基本理念に、展覧会活動と並行してコレクションの充実を図り、収蔵品は、絵画、陶磁、漆工、染織など日本の古美術から東西のガラスにまで至っています。
企画展を中心に開催し、常設展はありません。

美術館の設計は国立競技場、高輪ゲートウェイ駅でも知られる「和の大家」・隈研吾(くまけんご)で、「都市の居間」としての居心地の良い美術館を目指して設計され、館内の床材には、ウイスキーの樽材(ホワイトオーク)を再生したものが使われてもいます(「生活の中の美」をテーマとして活動してきたサントリー美術館ほど、「居間」に相応しい美術館はない」隈研吾)。

サントリー美術館6階には、旧美術館から一部を移築した茶室「玄鳥庵」(げんちょうあん)があり、通常は非公開ですが、展覧会開催中の指定日に、お茶と季節のお菓子を振舞う呈茶席が用意されています。

カフェやショップも充実(3階にあります)。
ミュージアムショップでは所蔵品をモチーフにしたオリジナル商品、そして「生活の中の美」というテーマに沿った日常使いの陶器など多彩です。
カフェ「加賀麩不室屋」は金沢の加賀麩の老舗、慶応元年(1865年)創業の「不室屋」(ふむろや)が運営し、加賀麩とりどり膳、麩あんみつ、不室屋パフェのほか、展覧会限定スイーツなども用意されています。

国立新美術館、森美術館とともに「六本木アート・トライアングル」を形成し、開催中の展覧会チケットの半券で、他の2館の観覧料が割引になる「あとろ割」を実施。

ちなみに、サントリー美術館のシンボルマークは、漢字「美」から変化したひらがなの「み」をモチーフに、ミュージアムメッセージ「美を結ぶ。美をひらく。」をかたちにしたもの。
サントリーらしい、凝ったデザインに注目を。

サントリー美術館
名称 サントリー美術館/さんとりーびじゅつかん
所在地 東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階
関連HP サントリー美術館公式ホームページ
電車・バスで 東京メトロ・都営地下鉄六本木駅からすぐ。東京メトロ乃木坂駅から徒歩3分
駐車場 東京ミッドタウン駐車場(有料)
問い合わせ サントリー美術館 TEL:03-3479-8600/FAX:03-3479-8643
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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