上野動物園内の東園駅~西園駅(0.3km、所要時間1分30秒)を結ぶのが上野動物園モノレール。正式名は、東京都交通局上野懸垂線で、実は動物園のアトラクションではなく、鉄道事業法に基づく交通機関として東京都交通局が運営するもの。常設のものとしては日本初のモノレール(懸垂式鉄道)で、昭和32年12月17日に開業。令和5年12月27日に廃止。
日本最古のモノレールは、日本最短!
地方鉄道法(鉄道事業法の前身法)に基づき営業するモノレールで、東京都懸垂電車条例によって運転される交通機関。
園内を横切る公道を路線が跨ぐため、園内アトラクションではありません。
営業キロの0.3kmは、鞍馬山鋼索鉄道の0.2kmに次いで、日本第2位という短い路線になっています。
もちろんモノレールとしては日本最短。
平成12年に上野動物園を所管する東京都建設局に施設を無償で譲渡していますが、東京都交通局がその施設を借り受けて運営を行なうスタイルとなっています。
現在運行される車両は、平成13年5月31日運行開始の4代目車両で、40形(宝くじ号)。
2両編成1本の車両が西園駅と東園駅の間を往復するスタイルです。
東京都交通局の運営ですが、「東京フリーきっぷ」や「都営まるごときっぷ」などでの利用はできません。
モノレールの実験的意味合いで誕生
渋滞解消の切り札的な都市交通機関としてモノレールを建設する計画が誕生し、その実験線を兼ねて敷設されたのが上野動物園モノレール。
国産技術による日本最初のモノレールは日本車両が製造。
走行車輪には日本の鉄道で初めて空気タイヤを採用しています。
初代の車両は、日本車両豊川工場の正門横に展示されています。
交通渋滞の救世主的な意味合いもあり、昭和39年9月17日に東京モノレール(跨座式)も開業しています。
国産技術による日本最初のモノレールは日本車両が製造。
走行車輪には日本の鉄道で初めて空気タイヤを採用しています。
初代の車両は、日本車両豊川工場の正門横に展示されています。
交通渋滞の救世主的な意味合いもあり、昭和39年9月17日に東京モノレール(跨座式)も開業しています。
上野動物園モノレール【休止中】 | |
名称 | 上野動物園モノレール/うえのどうぶつえんものれーる Ueno Zoo Monorail Line |
所在地 | 東京都台東区上野公園9-83 |
備考 | 2019年11月〜運行休止 |
関連HP | 東京都交通局公式ホームページ |
電車・バスで | JR上野駅から徒歩15分 |
ドライブで | 首都高速上野ランプから約600m |
駐車場 | 上野恩賜公園第一駐車場(100台/有料) |
問い合わせ | 東京都交通局 TEL:03-3816-5700 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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