東京都府中市宮西町5丁目、府中市役所近くの甲州街道の交差点にあるのが、府中高札場。東京都下では蔵敷高札場(ぞうしきこうさつば/東大和市)と府中市の2ヶ所しかない高札場の跡。大國魂神社の社前を通る都道229号(府中調布線)がかつての甲州街道です。
甲州街道と川崎街道の交差点に置かれた高札場
高札場は、江戸時代、宿場な、村の中心など人目につきやすい場所に法度(はっと)や掟書(おきてがき)などを木の板札に記して掲げた場所。
甲州街道に交差する東京都道9号(川崎府中線)は、川崎方面とを結ぶ川崎街道で北へは所沢方面とを結ぶ道(鎌倉街道です)。
つまりは一帯の要衝に立つのが府中高札場ということに。
多くの人目に付く場所にあったため、天保9年(1838年)には10枚もの札が掛けられたという記録が残されています。
幅4.6m、高さは5mというかなりの大きさは、掲げる枚数が多いことを反映。
以前は甲州街道に面していましたが、昭和40年、自動車事故があったため、交通事情に配慮し、交差点に対して斜めに付け替えられています。
周囲が囲まれているのは、大國魂神社の御旅所だから。
例年、5月5日の夜、8基の神輿渡御が行なわれる際、献饌、奉幣が斎行される場所です。
府中高札場 | |
名称 | 府中高札場/ふちゅうこうさつばあと |
所在地 | 東京都府中市宮西町5丁目 |
関連HP | 府中市公式ホームページ |
電車・バスで | JR府中本町駅、京王線府中駅から徒歩5分 |
駐車場 | 周辺の有料駐車場を利用 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag