中田屋

東京都足立区西新井1丁目、西新井大師門前の名物・草だんごの店が、中田屋。文化2年(1805年)創業の老舗で、向かいの元禄2年(1689年)創業の清水屋と、味を競っています。原料は、上新粉、砂糖、ヨモギ、小豆で、無着色なのが中田屋の特徴。それでいて色が濃いのはヨモギの量が多いからなんだとか。

ヨモギの香りを巧みに生かした草だんごが人気

草だんごに関しては好みが分かれるでしょうが、ヨモギの香りが強いのが中田屋の草だんご。
もちは二度搗きしているため、粘りがあります。
小豆は北海道産の有機栽培を使用というこだわりで、甘さは少し控えめです。

保存料も一切使っていないので、購入したその日のうちに賞味をということですが、昔からの常連に支えられた味、風味を頑なに守り続けています。
草だんごは毎日手作りのため、売り切れ次第に閉店。

ちなみに、参道で売られる草だんごは、弘法大師がヨモギを煎じ、病人に飲ませると回復したという伝説にちなみ、西新井大師名物となったもの。
東武大師線にも深緑色の車体が登場。
「草だんご列車」を名乗って、運転されています。

中田屋
『江戸名所図会』に描かれた西新井大師。○印が中田屋なんだとか
中田屋
名称 中田屋/なかだや
所在地 東京都足立区西新井1-5-12
電車・バスで 東武大師線大師前駅から徒歩5分。または、日暮里・舎人ライナー西新井大師西駅から徒歩20分
ドライブで 首都高速鹿浜橋出口・加平出口から約4km
駐車場 周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ 中田屋 TEL:03-3890-2933
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

西新井大師

足立区西新井1丁目にある真言宗豊山派の寺で正式名は總持寺(そうじじ)ですが、西新井大師として有名。空海(弘法大師)が関東巡錫の途中、西新井を通った際に本尊・十一面観音を自刻して開山という空海開山伝承の寺。それゆえに田山花袋も「関東の高野山」

 

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