東京都台東区浅草1丁目、通称「公園六区」にある寄席(よせ)が、浅草演芸ホール。都内に4軒ある落語定席の一つで、落語を中心に、漫才、手品などの色物芸が上演され、芸能の町・浅草を今に伝える貴重な施設になっています。
萩本欽一やビートたけしなどを輩出した、お笑いの殿堂
明治40年、映画館「三友館」(「浅草オペラ」の時代にはオペラを興行)が開館した土地で、昭和19年、強制疎開で取り壊された後、東洋興業が取得し、昭和26年、ストリップ劇場「フランス座」を開業。
日本芸術協会(現在の落語芸術協会)の幹部だった2代目・桂枝太郎(かつらえだたろう)は、東洋興業社長・松倉宇七に浅草に寄席をつくるように説得、昭和39年に「東洋劇場」(「浅草フランス座」)を開業し、4階・5階に落語定席「浅草演芸ホール」を開場し、「爆笑王」と呼ばれた初代林家三平、桂文楽、古今亭志ん生、三遊亭円生らが高座に出ていました。
この「東洋劇場」は、渥美清、萩本欽一、ビートたけしらを輩出、戦後の浅草芸能の中心的な存在となったのです。
上席(かみせき)=1日~10日、中席(なかせき)=11日~20日、下席(しもせき)=21日~30日で、落語協会と落語芸術協会が交互に上演。
毎月31日は『余一会』と呼ばれる特別興行が実施されています。
公演内容は、落語を中心に、漫才、漫談、マジック、曲芸、紙切り、ものまね、俗曲、曲ごま、コントなどバラエティーに富んだ内容。
全席自由席で座席の指定はできません(1階席はバリアフリーに)。
チケットは上演当日11:00〜 浅草演芸ホールで販売。
浅草演芸ホール | |
名称 | 浅草演芸ホール/あさくさえんげいほーる |
所在地 | 東京都台東区浅草1-43-12 |
関連HP | 浅草演芸ホール公式ホームページ |
電車・バスで | つくばエクスプレス浅草駅からすぐ。東京メトロ・都営地下鉄・東武鉄道浅草駅から徒歩10分 |
駐車場 | 周辺の有料駐車場を利用 |
問い合わせ | 浅草演芸ホール TEL:03-3841-6545 |
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