延命院のシイ

延命院のシイ

東京都荒川区西日暮里3丁目にある日蓮宗の寺・延命院(えんめいいん)の境内にそびえるのが、東京都の天然記念物に指定される延命院のシイ。推定樹齢600年という巨樹です。天保7年(1836年)の『江戸名所図会』の「日暮里惣図」にもすでに延命院のシイとおぼしき木が描かれています。

東京都の天然記念物に指定されるスダジイの巨樹

延命院のシイ
『江戸名所図会』の「日暮里惣図」

延命院の山門をくぐると右手に大きなスダジイがそびえていますが、これが延命院のシイ。
スダジイは、暖地性照葉樹林を代表する樹種で、「シイ」と通称されています(ブナ科の中でドングリをつける代表的な樹種)。
果実はアク抜き不要で、簡単に食用できることから、飢饉の際の対策などとしても寺に植えられたのだと推測できます(救荒食物のひとつ)。

平成9年の調べで高さ16m、幹周り5.5mとなっていますが、平成14年5月に幹内部の腐朽が原因で南側の大枝が崩落しています。

延命院のシイ
名称 延命院のシイ/えんめいいんのしい
所在地 東京都荒川区西日暮里3-10-1
関連HP 延命院公式ホームページ
電車・バスで JR日暮里駅から徒歩3分
ドライブで 首都高速道路入谷ICから約2km
駐車場 20台/無料
問い合わせ 延命院 TEL:03-3821-3995/FAX:03-5685-7000
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
延命院

延命院

東京都荒川区西日暮里3丁目にある日蓮宗の寺が、延命院(えんめいいん)。慶安元年(1648年)、4代将軍徳川家綱の乳母・三沢局(みさわのつぼね)の開基で創建され、徳川家綱が将軍に就任後は徳川家の永代祈願所となっています。享和年間(1801年〜

 

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